生きもの見聞録

夏の照りつける太陽から一線をひいて咲く半日陰の花は、見るからに涼しそうです。

こちらはスッキリとした佇まいのレンゲショウマ。

植えているのは木のたもとの、ほとんど日陰になる場所とはいえ、ここの庭は海の近くの、標高たった70メートルの温暖な土地。

亜高山が適地のレンゲショウマにとって、そんなに快適ではない環境なはずですが、今年も無事に咲いてくれました。

ただ、並んで真横に植わっているもう１株は、まだ葉っぱだけ。

どうしたのかな？早く咲かないかな〜と毎日様子を見ています。

３つに株分けしたばかりのギボウシも、１株だけ、儚げな感じの花を咲かせました。

今年は咲かないと決め込んでいたので、思わず花が見られて嬉しいです。

陽が射さないエリアが明るくなるよう、植えられた日陰に咲く草花は、夏になると“心地よく冷ます役目”を果たしてくれて、二重に喜ばせてくれます。

目指すは、繊細な雰囲気の草花で作りあげる、静かなシェードガーデン・・・とか言っていますが、日向だろうと日陰だろうと、庭をきれいにデザインして全体を見せられるようになるまでは、まだまだセンス磨きが必要みたいです。