咲いて思い出したスノードロップ2016/12/01 19:17

朝から曇天。

いきなりザーッと降ったり、降っているかどうかもわからないようなポツポツだったり・・・そんな空模様も、昼を回ってしばらくするとあっさり晴れて、今日の空は気まぐれでした。

 

雨あがりの晴れた庭は、雫が光ってきれいなので、すかさずカメラを持って、すっかりかわり映えがしなくなった庭をぐるり一周しました。

雨で湿った庭にはかなり暖かな空気がたちこめていて、室内のほうが寒く感じるほど。

季節感がないな〜と思っていると、足元に咲き始めたばかりのスノードロップを見つけて、

「そうだった、ここには秋に咲くスノードロップがいたのだった」と思い出しました。

1年ぶり。

このスノードロップの球根は、完全にレモンバウムに埋もれていたので、芽吹いて動き始める様子が見えていませんでした。

 

そうとわかると、つい、真冬に咲くスノードロップのグループはすでに活動を始めているのかどうか気になって、方々確認してまわりました。

さすがにまだ、土の中でスタンバイしているのか地上には姿はありませんでしたが、きっと今頃、土のなかで準備体操していそうです。

 


冬に向けて緑がボリュームダウンしていく庭では、このところ地味に咲いていた花ですら、

今日は雨の雫でキラキラしていていい感じです。

たとえば、咲いても質素すぎて盆栽向きな十月桜も、雨でツヤツヤ。


1輪だけで淡々と頑張っていたマースミゼットも、今日はひときわ目立って見えました。


”慣れ”で、なんとなく見過ごされていた花たちも、忘れずに咲いてくれる花がいたり、ずっと静かに咲き続けてくれていたことに気づいたり・・・こういう時に、花の存在って大きいなと実感します。

ヘタなりに世話をしてきて、良かったな。