やまあじさいパレード ― 2017/06/01 18:29
昨夜の叩くように降り注いだ雨は、鋭く斜めに降り込んでいたのか、庭の普段あまり雨のあたらない場所の土を湿らせていました。
時々こういう雨が降ると便利でいいですね。
浅く水をはっていた蓮鉢は、縁の近くまで水かさが増していっぱいになっていたので、雨量もそれなりにあった様子、恵みの雨になりました。
今日は雨降りにちなんで、ヤマアジサイのその後の様子をお話ししたいと思います。
まず、本来の青色が青墨模様と化している藍姫(アイヒメ)の様子をひとつ。
うちの庭土は、アイヒメにとって酸性度が足りないのかな?
たとえば、先週末、鎌倉で行われたヤマアジサイの展示を2箇所回ったのですが、北鎌倉の古民家ミュージアムに植えられていたアイヒメは、その名にふさわしい、美しい青色をしていました。あまりに青く、撮影禁止の札もなく、嬉々として撮りました↓↓
同じアイヒメとは思えない青さ、ブラボーブルーです。
うちのアイヒメもこのような青になってくれたら、嬉しさ倍増するのになぁ・・まぁいいか。
佐久間小テマリです。
昨日今日ですっかり花色が濃くなって、絞り模様が明瞭になった今がもっとも美しいです。
空と雲と水を思い起こさせる色・・・これが、緩やかに斜め上に伸びた枝先で柔らかくユラユラと風にゆれると、それはもう涼しげです。
またもや、クレナイという名の通りにはいかず、完全な紅色になることなく、写真のようにフチだけがほんのりと染まったところで終焉を迎えます。
始めは、紅色に染まりきったシブい姿を見てみたいと思っておりましたが、今はこの愛らしさがすっかり気に入りまして、もうこのまま “うすくれない” でOKです。
(地植えにしたりしてまた育て方がかわると表情も変化しそうです)
欲張りにも、赤系青系ツートン入り混じった倉木テマリの変化途中の様子と・・・
一応、さらに変化が進んでほぼ表情が決まった時の様子です。(地植え)
ちなみに、保管している倉木テマリのネームプレートの写真の花は、シンプルな水色。
購入したての時も水色の花が咲きました。
何の影響で、このようにグラデーションで咲いているのか不明ですが、庭の条件に合わせて変化したのでしょう、個性的な倉木テマリになりました。
緑星テマリです。その名前らしく、お星様みたいな不規則な形をした小さなテマリがポフポフとたくさん咲いていて、庭では、今年一番花の数が多いヤマアジサイになりました。
上の写真は咲き始めの頃で、
こちらが今の様子。
花脈の水色とピンク色の加減が絶妙なのは、アジサイだからですよね。
このような混じり色のアイスクリームを、時々見かけることがありますが、自然な風合いにはなりませんものね。
文中の”佐久間小テマリ”については、佐久間テマリと表記を誤っておりましたので、訂正しております。(2018年5月30日) 誤り表記の2年間、お詫びいたします。
文中の”倉木テマリ”につきましても、新宮テマリと誤って表記しておりました。訂正してお詫びいたします。(2018年6月18日)
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