箱根・大涌谷の新火口を探して2017/06/05 19:09

10ヶ月ぶりの大涌谷です。

昨年の秋、立ち入りができるようになって久々に遊びにいった時には、売り切れ寸前の好物の黒卵をGETすることに夢中で売店を走り回っていたことと、火口周辺から聴こえるガスの噴出音の凄かったこと、それから時間的にも押していたことが3つ重なって、新しい火口がどこに開いているのか確認する余裕がありませんでした。

あの当時、”新しい火口はココだよ”という案内があったのかどうかも覚えがなく・・・。

 

そんな今回も、煙&ガスがあたり一帯がかすむほどに立ち込めていて、全体を見渡すことができない状態に変わりはなく・・・本当に火口が撮れているのかどうか、とにかく何枚も撮りまくった中でそれらしいものを掲載してみました。

たぶん写真の中央あたりの、ゆるやかに、いびつなお椀型をした形状のものが、新しい火口の一部だと思います。

いくら煙が晴れるのを待っても、横からいくつものガスの帯がたなびき続けるので、おかげでカメラを構える腕の筋肉が痛くなる始末、心も筋肉も、吹き出す煙の量に圧倒されてしまいます。

 

しかも前回と変わらず、蒸気やらガスやらが吹き出す音もまた、ガウガウ地面ごと唸っているようなパワフルさで、昨今の大涌谷の変貌ぶりに驚くばかりです。

せっかくなので、箱根ミュージアムのジオホールに入場(100円)して、硫黄の結晶などを眺めつつジオを頭脳的にも満喫いたしました。

 

メインのエリアはまだ立ち入りができない区域になっているのに、観光客のみなさん、思ったよりもたくさん見学にきていて、黒卵販売窓口も噴火口付近も人がいっぱいだったのは少し意外でした。

いつになく、いろんな国の言語も飛び交っていて、いっそう賑やかさが増した感じもいたしました。

 

すぐ側に見える富士山の様子です。

ほとんど頭に雲がかかりっぱなしの状態だったのは残念〜。

ただ、流れる雲の合間からチラチラ見える、頂上付近のまだ雪を残したままの姿がなかなか涼しげで、連日の夏日がウソのように思える光景でした。


ちなみに、富士山の写真が全体的に白っぽいのは、空気が霞んでいるというより、火口から吹き出した白い煙で周辺がモヤモヤしていた影響のほうが大きめです。

風向きの影響もあるのでしょうが、大涌谷から眺める富士山は、火口の活動が活発なあいだは煙に見通しを邪魔される日も増えそうですよね。

 


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