リグラリアとその仲間2017/08/21 16:59

少し前から咲き始めた鉢植えのリグラリアです。

主に秋以降に涼しくなってから、渋い深緑の葉に、茎や葉の裏のブロンズ色が濃く際立ったところを鑑賞するための植物です。


暑い季節の間は、葉の色は全体的に淡く薄く、一見するとただのツワブキと化すのですが、花の減る今の時期にヒマワリみたいに咲くので、暗い日陰が明るくなっています。

 

改めて別の角度から葉っぱを見ると、静かな雰囲気と透け感がしっとりしていて、夏の日陰にあっているのかも。

それにしても、ツワブキの仲間たちはよほど水が好きらしく、鉢植えの中ではすぐに水切れを起こすので、夏の間は忘れないよう乾き具合をチェックしなければなりません。

 

それでも、時々水切れを起こしてぐにゃ〜っとなるツワブキもいるので、次の植え替えでプラ鉢に変えようかと思案しています。

(素焼きの鉢は乾きやすい)

 

ということで、せっかくです、これまでたまたま話題にのぼることがなかった(?)斑入りのツワブキもひとつご紹介。

ずっと小さめの鉢の中で育てている影響なのか、一度も花を咲かせたことはありませんが、葉っぱがすでに模様入りなので、それだけでじゅうぶん役目を果たしています。

ツワブキの周囲の木の根っこは、ゴミではなく、モニュメントがわりにずっと使っているものです。もう何年も前、庭と地続きの国有地を手入れした時に、たとえばカポックのように異界の魔物のごとく変貌した木はガンガン掘り起こされまして、その時の残骸たちが今も庭の備品として活躍しています。


ツワブキに話を戻しましょう。

他に、扇型の小さな可愛いツワブキもいたのですが、今夏のうちに、何かの理由で枯れてしまった様子。

葉っぱを鑑賞するタイプのツワブキは日陰の庭の強い味方なので、今度またどこかで扇型のものを見つけたら、即買いしようと思います。


とくにリグラリアはフォルムがスラッとしていて色もおしゃれなので、使えます……って、管理の仕方で見栄えはずいぶん変わりますよね、地植えだともっとこんもりしているみたいですし。

参考までに、鉢植えでツワブキ育てる場合、あまりにも小さくて狭い植木鉢の中に入れっぱなしだと、そのうち消えてしまいます。(矮性のものは除外)

個人の経験則なので確証はありませんが、小さな鉢に入れ続けられた大きくなるタイプのツワブキはすでに2株、死滅。

そうでないもの(成長に合わせて鉢をサイズアップした)は皆生き残っているので、鉢植えで育てる時は、一般のツワブキの背丈くらいまで育ててからサイズの調整するほうがいいみたいです。