嵐のあとの後始末2017/09/19 16:15

台風がくる前に、庭木の枝をすいて風対策を講じておりましたが、それぞれ2本の木の太い枝が風で折れました。

分岐していた太い枝の片方が裂けた様子がこちら。

折れたことで、思い切りよく手入れをしたかのようにスッキリとなりましたが、もげた部分の幹が細くなっているので、いつでもそこから折れやすい状態になったようにも思います。

たぶん、当面はこまめに手入れをしなければ、次は舅半端な折れ方をしてしまいそうです。

良くも悪くもこれのおかげで、うっとうしくなりやすいタイプの木の樹上が、いつも小ざっぱりするに違いありません。

 

台風でダメージを受けたもうひとつのほうの木はアニソドンティアでした。

3メートル近くにまで成長していた幹のうちの2つが途中から90度に折れ曲がってしまいまして、そもそもこの木は、ここの環境にマッチしないのかかなり手を焼いておりましたので、これを機に処分いたしました。

 

ちなみに、折れた2箇所のうちの1箇所は、しばらく前に折れたもう1箇所と同じくキクイムシの影響で折れやすくなっていた場所でした。

こうもキクムシの格好の餌食になった木はこれがはじめてのことで、木も途中から花の数が減りまくっていたので、アクシデント続きで残念な顛末になりました。

 

さて、伐採作業。

地上30〜50センチを残して上をどんどん伐採するのですが、もっとも太い幹の径は小さく見積もっても7センチはあって、熱風が吹く中でノコギリを引くのは骨が折れました。

 

やっと地中から切り離す段になっても、これくらいのサイズになると、地中の根っこをいくつかノコギリで切断しながらの掘り起こし作業になります。しかも大抵、太い根っこがあるので、土の中にある頑丈でしなやかな根にノコを使うのはひと苦労です。

 

木のサイズ的には掘り起こしはラクに片付くほうですが、フェンスのない崖っぷちで危な作業でもあったせいか、気が抜けないぶん大変に感じられまして、それでもう懲りたというのか、そこにはラクな木を植えたくなりました。

 

とにかく、なんといってもそこは崖ですから、生垣用の植物や樹木のように、手入れが簡単なものでなければ、根気が続かないか、命が続かないかのどちらかになりそうです。

 

崖の途中までは、ずらりと並んだラベンダーで天然のフェンスが出来上がっていて、で2〜3年ほど前に、ラベンダーの合間からポツンと生えてきた雑木(アブラチャンの木)が目下いい具合にアクセントになっています。(アブラチャン↓)

 

それならばと、庭中に勝手に生えてきているイボタノキの中でも、もっとも背丈が伸びているものを移植しようと思い立ち、ブチブチっと引っこ抜いてきて、新しく空いた地面にダムダムっと植え込みました。すでに150センチくらいになっていて、今のところスッキリとしたフォルムです。

この成長株扱いされているイボタノキの移動は2度目で、始めは庭の中央に生えてきたのをブチっと引き抜いて、別の場所に植えてられていたものです。

今回またもや引き抜かれたわけですが、掘り上げ&移動のダメージに耐えるツワモノですから無事に根付くと思います。

 

いちおう、暑い季節には葉陰くらい作ってくれるかな? 

低木といってもどれくらいの大きさになるのか、与えられた条件によると思いますので、「今度こそいい具合に育ってくれますようにっ」と願っています。

 


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