寝言からシャックリ/デグー ― 2017/09/25 19:07
先日もいつものように牧草の上に乗っかりつつ、フォーダーにすっぽりハマり込んで眠っておりました。
そして、ピィッ、ピィッ、ピィッ……とこれまた、いつものように寝言を言い始めたので、聞き流しておりました。ところが一向に鳴き止まず、等間隔で“ピィッ”と鳴き続けたのでございます。
さすがに何事かと思って、名前を呼びかけながらケージを覗き込みました。
するとルー君は呼びかけに反応してフィーダーから起き上がり、回し車でギュンギュンと走りはじめました。
ピィッ、ピィッ、ピィッ、と等間隔で鳴きながら車を回し、ピィッと言いながら「何かくれ」とおやつの催促を開始……? これは?
ルー君になにが起きているのかサッパリわからず、驚きながらも、じっと様子を見ておりました。そして「どうやらコレはシャックリらしい」と思い至りました。
確かに、ハムスターでもシャックリをしていた子を見たことがありましたが、そのような出来事は、ハム歴17年の間に数えるほどしかありませんでした。
それに3〜4回もヒクヒクやれば平常に戻っていたので、今回はじめてネズミのシャックリが止まらない事態に遭遇して、ひたすらビビりました。
あたふたする飼い主の頭の中では、「デグーの背中をポンポンしてやろうか?」「いや、これはワッと驚かすのが正規のやり方」「で、シャックリをしながらおやつをねだるネズミをどうやって驚かす?」 解のない脳内対話が飛び交いました。
そうこうしている間にも、シャックリ中のルー君はギュンギュン車を回してピョンとステージに飛び乗り、次はケージ前に詰め寄って扉をガタガタとオヤツ・コールの繰り返し。
困惑しつつオヤツを与えてみました。
「息を止めて、ごくっと飲み込むっ」
って……できたらいいのに。コレやってくれたらシャックリ止まるかも知れないのになぁ〜と思いつつ。
そんなこちらの心配をよそに、オヤツをGETしたルー君はシャックリをしながら、フツーにむしゃむしゃオヤツを食べてしまいました。
ありえないような、アリのような、けれどシャックリしながらだと食べにくくありませんか?
そのような状態でフツーに食べられるネズミの彼に、驚きを倍増させた次第です。
さて、シャックリ事変の結末ですが、ルー君はオヤツ後も、シャクリしながら回し車を回し方々を跳ね回っておりましたが、間もなく、続いていたシャックリはパタッと止んで平常に戻りました。
今後も似たようなことが頻発すれば問題ですが、たぶん大丈夫でしょう。
頭の片隅に置きながらお世話を続けたいと思います。
“寝言からシャックリ” まるでことわざのような語呂になりましたが、シャックリにも負けずオヤツをねだるスピリットが凄い、というお話でした。
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