便利なキャットテール ― 2017/11/01 17:35
ここが温暖な土地だからだと思いますが、もう何年も玄関先に置かれた植木鉢で生き続けていて、暖かくなると鉢から溢れだすように葉と花を茂らせ、寒くなると消える・・・これを淡々と繰り返しています。
先端がまだ開ききっていない状態の、炎のような形の花の様子もひとつ。
キャットテールは “越冬が難しいので冬は室内取り込み” というのがメインの育て方情報になっていますが、ここの庭では、冬に5度以下の日が何日も続いたとしても、これまで越冬できなかったことはありません。
さらには地面や路面が凍結した日があろうとも、春たけなわの頃には無事に復活しているのでよほどここの環境があっているのでしょう。
確かに今春は「大丈夫かな?」と心配になるほど、キャトテールにしてみれば受難の年となりましたが、その原因は雑草。
野生の生きものに持ち込まれたらしき大量の雑草の種が、春になると我れ先に鉢の中で芽吹いてしまって、スロースターターのキャットテールの成長が妨げられまして……。
その生い茂る雑草をすべて抜き取ると、キャットテールのわずかに生き残っている部分も一緒に抜ける始末で、わずかな部分から再生を始めると梅雨がきてジメジメ状態。
これはキャットテール的にはあり得ない展開だったと思います。
けれども7月始めから夏らしく晴れる日が訪れ、すくすくと順調に育ち始めるや否や、ブラシ状の赤い花は咲けば特大サイズになるものもたくさん混じるようになりました。
やっぱりここの土地では手のかからないキャットテール。
春の芽吹きは少々遅めでも、暖かくなるととたんに勢いが増すので、メインの管理は春の切り戻しと施肥で済んでいます。
咲き終わった花は、手で簡単に摘みとれるので、株をスッキリした状態に保つのも簡単です。
強いて難点を言うなら、先日関東を見舞ったような長雨が続くと、花は観賞できない感じになります・・・。
それはそれでダメになった花は簡単に摘み取れますし、あとからどんどん花芽がでてきて次々と咲くので、結局あまり問題になりません。
考えてみれば、とてもよく働く赤い猫のしっぽ……。
本物の猫のしっぽは触ると拒否されることが多いですが、これなら大丈夫〜。
このあと晩秋の頃まで咲き続ける赤い花は、だんだん全体のサイズは小さくなっていくもののギリギリまで赤いフワフワモコモコの花を見せてくれます。
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