雪のような花/原種スイセンとスノードロップ ― 2018/02/16 17:23
冬の間中咲き続けた原種のスイセンの、最後の花の一群をひとつ。
順番に3回に分けて咲いたので、この2ヶ月ほどの間、花壇の片隅でつねに咲いているような状態でした。
今回のようなまれな厳冬にも全くダメージを受けることなく、完全に咲ききろうとしていて、おかげでこの植物の耐寒性の強さについて改めて知る機会にもなりました。
ちなみに花の周りに写り込んでいる棒状のものは、落葉低木の枝々。
夏は周辺の草木がしげるので木陰に入って暑さを逃れ、冬になると、落葉してなにもなくなった場所を陣取りいつまでも咲いている、ただこれを繰り返しているだけですが、愉しいものですね。
で、すでにこの原種のスイセンの周りの地面からは、バイモユリの球根が方々からドバドバと伸び出していて、バイモユリも、今冬の厳しい凍結に負けなかった様子。思ったより耐寒性があるのだなぁと感心しつつ、今春はどれくらい花が咲いてくれるのかとワクワクさせられています。
同じく寒い季節に欠かせないスノードロップも花のピークを迎えています。
庭の数カ所に転々と植えていて、毎冬とりあえず咲いてくれている感じですが、今冬も無事に花が見られました。
(その昔、他に野鳥の食べ物が庭になかった頃は咲いた花を片っ端から食べられていた)
こちらのスノードロップは今回は2球に減り、しかもそれぞれの球根の間に奇妙な距離ができています。(左斜め後ろの芽吹いたばかりの葉がペアの球根です)
実は、ちょうど真下の地面にモグラの道が貫通しておりまして、いくつかの球根は深く埋もれてしまったのでしょう、出るに出られなかった様子。
ちなみに、手前の花の背景に写っている大きめの葉の一群は、秋咲きスノードロップのもの。
秋咲きの一群はモグラの地下坑道から5センチずれていたために、グチャグチャにされずに無事に光合成を行えていて、5センチの違いが明暗を分けた模様です。
せっかくなので、ほぼ同じ場所で昨年11月に咲いていた秋咲きスノードロップの様子をひとつ。よく見ると、冬に咲くものと少しだけ花の感じが違うところがありますね。
ともあれ、寒い時期に咲く花はありがたいです。
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