レモンマートルが咲きました/レモンマートルとレモンバーベナ ― 2018/07/26 17:09
少し前からレモンマートルの花が咲きはじめました。
3年前から真夏に咲く花になっていらい、ずっと7月の今ぐらいになると、肝油ドロップの味を思い出させるようなソフトな香りのする花を咲かせます。
(幼木の頃は5月に開花していた)
咲いている花の上を、いつものようにアリがチョロチョロしていて、地面から離れた木の上だというのに大した嗅覚(?)だなぁと感心しています。
早朝にはミツバチがやってくるはずで、これからしばらく、木の周りは花や生きもので賑やかになるでしょう。
と、花のことばかり言っておりますが、本来この木は葉っぱが有名で、よく香料や薬草に使われている優れもの。
柑橘系の香りのする葉はシトラールをたっぷり含んでいるとかで、レモンの上をゆくシャープな芳香を楽しむことができます。
なので、時々気が向いたら葉を乾燥させて、お茶にしたり、入浴に使ったりしています。
葉っぱは新芽でもあんがい硬めなので、生の葉の匂いをかぎたい時には、葉を折り曲げています。(葉が割れない程度に折る)
そうすると、折り曲げた手先にレモンの香りとサラッとしたオイルのような成分が皮膚につきますが、ドライな感じですぐに消えてゆくので最後まで“軽やか”な感触を楽しめます。
ちなみに、こちらはレモンバーベナ(鉢植え)です。
レモンマートルとほぼ同じような香りです。
レモンバーベナは葉を軽く触るだけで香りを楽しむことができますが、育つ条件を選ぶ植物のようですね。何年も庭で育てているわりに、冬越し中に勢いを落としてしまって広く枯れ込んだりと、木のサイズはそれほど変化がありません。
そのせいなのかどうなのか、成長が緩慢で小さいままでまとまっておりまして、たぶんこのままずっと、香り観賞用の鉢植えとしてコンパクトに育てることになるでしょう。
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