アゲハチョウが羽化 ― 2018/09/06 13:45
今朝、庭の片隅で羽根を広げたアゲハチョウを見つけました。
とても低いところにとまっていたので、一瞬「死にかけているのか」と思って静かに通り過ぎようとすると、いきなり豪快に蛹べん(ようべん)したのが視界のすみっこにはいりました。
なので、こちらもハッと立ち止まってアゲハを凝視。
こういうとき、以前読んだ蝶々の本に書かれていたことが役に立ちますね。
で、蛹べんは、さなぎから出てきたばかりの成虫が飛び立つまでの間に行う排泄なのですが、今朝、たまたま排泄をしたところに行き合うことができまして、運良く羽化したての蝶々だと気づくことができました。(しかも2回も見られてラッキー?)
まだ羽根が乾ききっていないので飛べない、とわかっていても、急いでカメラを取りに猛ダッシュ。
おそらくキアゲアだと思われます。
そしてキアゲハなら、幼虫はセリの歯を食べます。
そして、玄関先で育てていたセリというセリを、ショリショリ食べ散らかしては糞をスプレッドしていた幼虫がいて、犯人はキアゲハだったのだな、と思い至っています。
まぁ、こちらとしても、セリは強い植物でとてもよくふえるので、幼虫に間引いてもらっているつもりでいました。
それがあるときから姿を見なくなって、クキばかりになっていたセリも再びワサワサと勢いよく茂りだしたので、幼虫は新天地へ移動していったか、異変があったのだろうと思っておりました。こんなことなら、もっとセリを真剣に増やしてもいいな〜と思った次第です。
ともあれ、セリを食べ散らかした結果こうなりました。
蛹(サナギ)の抜け殻は蝶々の下に写っています。(見つけられるかな?)
参考までに、一緒に写っている葉っぱは、これから咲こうとツボミをこさえている最中のシュウメイギクのものです。
偶然とはいえ、葉っぱと羽根の形がオシャレ・コラボになっているような……エミール・ガレが生きていたら ”花瓶” になりそうな組み合わせです。
蝶々がとまっている茶色いのは枝ではなくて、アイアン製のガーデンラックの一部。
壊れて使えなくなったガーデンラックの骨組みを、庭の一角でパーティションがわりに使っていたのですが、実はそこにずーっとアゲハのサナギがいたわけですね。
なるほど、周りの色や形や植物にカムフラージュする能力がすごい、ということがよくわかりました。
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