仙石原から湿性花園へ2018/09/13 13:23

いつものように箱根をぶらぶらしたついでで、先日は1年ぶりに箱根湿性花園へ行きました。

今日はその時のお話しです。

 

その前に、仙石原のススキの様子をひとつ。

先週末の時点で、ススキはまだ青っぽいしっとりとした穂をサラサラと風になびかせていました。

見渡したところ原っぱ全体はススキで波打っていたので、今年はこれで個人的には“ススキ祭り”を終えられた気分になりました。

ススキに混じって萩やアザミも花開いていて、すっかり景色は秋。

夕暮れ時はさぞかし風情のあるススキヶ原が見られることでしょう。

 

事前に情報確認をしたほうがベストですが、今週末は天気が良ければ、さらにススキの穂がフワフワになりそうな気配……全体的にいつもよりちょっと早いかな〜という印象がありましたので、ススキを見に行くつもりでいるなら少し早めがいいかも知れません。

 

さて、湿性花園へ移動。

こちらは花園へ移動中に見つけた、お休み中の2匹のカタツムリです。

 

 

湿性花園では、すでに秋を代表する花々でにぎわっているところでした。

例年にくらべると、湿性花園の植物たちの開花時期も全体的に“早め”だったそうです。

その点はウチの庭の草花も似たような感じだったので、今年はそういう年なのだろうと思いました。

ワレモコウ。

小さな狭い庭でもうまく使えばワレモコウはカワイイ演出を見せてくれるはず……まだ咲き残っているオミナエシに混じって、フジバカマとアザミとワレモコウと、素敵でした。


タムラソウ。スッキリと咲いていました。


ヒガンバナがミズヒキと一緒に開花中。赤い花同士も秋の花となると静かです。


サクラタデは、少し前から花を見かけるようになっています。

 

小さな野菊にセセリチョウが2匹……秋の花の周囲にはとてもたくさんのセセリチョウが飛び回っていて、他にハナバチもブイブイやってきていたり、何種かのトンボも空を切っていて、いろんな意味で賑やかでした。

他に青々と咲くサワギキョウや、鮮やかなピンク色のアサマフウロ……秋の入り口は、色とりどりの花が咲いて華やかです。

 

ヤブでは、キジがあちらこちらをついばみながら歩き回っていて、秋だけに、きっと当面は食べるものがたくさん……楽しい季節の到来ですね。


もうひとつ、プラスα のお話です。

箱根湿性花園では、ちょうど食虫植物の展示がありました。

いろんな捕虫機能を持った植物がいて、そこへ活発に活動中の虫たちも飛来していて、生きもののドラマを観察することができました。

閉じた葉っぱに挟まったまま天国へ行ったハチの姿や、訳あって閉じられた草のツボが……食虫植物が虫を食べることにした理由はなんだったのか知りたくなりました。


虫を捕まえるときにシステムによって様々あると思いますが、記憶では、彼らが虫を捕まえるために虫捕り用の葉を閉じるのは最大でも4回までと書かれてあったような……とにかく、大変なエネルギーを虫捕りに投入してご飯をGETする模様。(力を使い果たした葉は枯死)


なので、いたずらや興味本位で葉に触れてはいけないのだなぁ、としみじみ思いました。


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