秋バラ＃２／花ぼんぼり＆ボレロ: 生きもの見聞録

せっかく咲いた　“花ぼんぼり”　が、雨で花の重みが増したらしく、クキッと折れてしまいました。

おかげで、盛大に開花中だった３輪が、カクッと折れ曲がって咲くはめになりまして、なるほど……昨日のあの天候の荒れ具合は、暴風雨の対策が必要なレベルだったのだ気づかされました。

折れて下を向くと、違う何かに見えますね。

まぁ、花ぼんぼりは四季咲きでよく咲くバラなので、この後に咲く花を楽しめればいいわけです。

ちなにみ、花ぼんぼりのこれから開花しようとしている花の様子です。

こちらのバラはボレロ。花のフル全開まであとわずかのところです。

今年は春は咲かず、夏はショボショボとしていて不振でしたが、秋の花に全力投球でもしているみたいにキレイに咲きました。

ボレロは、庭で育てている幾つかのバラの中で、色、香り、難易度、とにかくトータルでこれがもっともバランスよく咲くバラではないかと思います。

咲き始めから咲き終わりまで、一貫してふんわりとした姿をキープしていて、花が開ききったらサザンカ風？……というふうな、違う花に見間違える変貌がありませんし。

たしかに苗木からの数年間は、“失敗”のふた文字しか思い浮かばない残念な展開ですが、バラ苦行を耐え忍び、そのかいかってだんだん木が充実してくると「やっぱりボレロだなぁ」思い始めるようになりました。

そもそも、バラを真面目に育ててみようと思ったキッカケがボレロ。

昨日今日の悪天候をものともせず、うっとりと咲いている……そんな姿を見ていたら、何となく「イイね、よかったね」とバラに言いたくなりまして、心がほぐれました〜。