嵐のあとpart2 ― 2018/10/12 16:51
今月始めにも同じタイトルで記事を書きましたので、今日はpart2です。
前回は、大きな台風で傾いた庭の木々の様子をお話ししましたが、今日はその事後談です。
今回の嵐が去った直後の心境では、大雪や大型台風のたびに毎度のようにトラブルを起こすシンボルツリーやイチゴの木に辟易していて、できれば2本とも、最悪でもシンボルツリー(ロシアンオリーブ)は伐採必須と思っておりました。
わかりやすく言えば“ブチ切れ度92%”状態になったのでございます。
じっさい、若い木といえどもそれなりに成長した木(屋根の軒下に達する程度の樹高)は、傾きをなおすもの、支えるのも、切り倒すのも、かなりの労力が必要で、年齢とともに足腰が衰える一方の昨今、庭から力仕事を減らしたい気持ちが大きくなるばかりです。
それで庭には、低木や、木の頭の部分が大きくならない “株立ちの木” でも植えれば、仮に嵐で枝が折れたとしても、木全体が傾くまでにはならないないのではないかと思い至り、ローメンテ魂がメラッと燃え上がったのでした。
……というわけで、台風で倒れたロシアンオリーブの、家の壁にぶつかる部分を応急処置で先に切って、その段階で、あまりの大変さにそこでいったん作業を休止。
残りは、もっとラクに作業ができる伐採ツールを調達してから……ということで、切れ味最高とうたわれたな凄そうなノコギリを見つけたので、それが届くのを待ちました。
で、結果は?
◯マゾンから最速で到着した相当スゴイらしいノコギリは、期待以上の切れ味で、まさかノコギリ使用中に異次元レベルへ行けるとは思ってもみませんでした。
こちらの木を切る能力を過信するほど、ノコギリ史上最強の切れ味で……。
こちらは、切られられまくて半分以下になったイチゴの木。
ヘタがノコを引いてもシャキッと切れているあたりもgood⤴︎
おかげで、古いノコを使うこと自体が精神と肉体を鞭打つ行為になっていたと気付きました。
そうやって、木がサクサクと切れるものを手にした人間は、「もっと切ってやれ」と高笑いしつつ思うものかもしれません。
スゴイノコギリのおかげで、勢いよく木の大部分を切ったあと、いちおう、庭のシンボルツリーをどうするか(新しくするか否か)家族の意見もきくことにしました。
今思えば、余計なことをしたのかな……。
そもそも暴れる木を相手に苦心惨憺し、手をこまねいたことがない人たちに尋ねても、「せっかくここまで育てたのに」「かわいそうだな」と、わかりきったことを言うばかりになるものです。
というわけで、”木を切れないムード” が濃厚になる中、木の傾きが少しでもマシにしようとみんなでグイグイと木を押し上げ、木の足元には、傾き防止のための杭になるものをガンガン入れて作業終了。これは何度も繰り返されていることで、気休めだとわかっていても……。
結局、リターン・オブ・ロシアンオリーブpartX?
またかえってきちゃったロシアンオリーブ、あぁおかえりなさいまし。
こんどこそ「切り倒す」なんて言われないように、リベンジマッチお願いしたいところです。
というのも、個人的には「もうロシアンオリーブはやめて、鉢植えで育てているマルバの木を後釜に据えよう」と“9割”も思っていたので……。
こちらは傾きの修復後のロシアンオリーブ。
いちおう、周囲に対して木が上に伸びているように見える状態になりました。
もっとも太い幹はバッサリと切られていて、細い幹がひょろっと残っている状態です。
(10/1のブログの写真と比べると違いてき面です)
もしかしたら、この状態でさらに半分くらいに切り詰めてあげると、しばらくは見栄えが最悪でも、再生したら木の形そのものが変わって安定感が出せるかもしれません。
ちなみに、背後に写っているイチゴの木も、頭の部分を軽くしたあと3分の1の幅に横幅もサイズダウンして、傾きがマシになるよう全体を押し上げてから、杭になるものを足元に打ち込みました。こちらの木も、もっと思い切った切り方をしたほうがいいのかな……。
なにぶん、足元(地面)がいろんな理由でゆるいので、今の状態ではたえず木の上の重みをコントロールし続けなりません。
運が良ければ、そのうち木のバランスが取れる方向に太い枝が伸びて、傾きにくくなるかも?そうなれば、管理はもっとラクになるでしょうに〜。
と、ここまで傾くに庭木について散々言ってきたので、ひとつだけロシアンオリーブとイチゴの木の良い点をあげましょう。
じつは、今回の台風がもたらしたキツ目の塩害のさなかでも、ロシアンオリーブとイチゴの木は耐塩性がハイレベルで、塩のダメージはゼロ。美しい葉や枝を保ったままでした。
その点は、今回シンボルツリーの候補にあがったマルバの木や、その他のいくつかの草木は、塩害にやれた影響で早々にほとんどの葉を落とそうとしていて、ダメージで汚れて枯れた姿は見るからに残念な感じです。
何事にも長短がありますね。
ということで、”シンボルツリー傾き問題” はまた振り出しに戻りました。
まぁ、凄いノコギリが手に入って、かかる労力は5分の1ていどに小さくなっているので、ノコのおかげで生木(なまき)を切る大変さから解放されているわけです。
もしかすると、今後は暴れる庭木に困らされなくなるかもしれませんね、期待しましょう〜。
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