庭の秋の山野草#2/アキチョウジ、ネコノヒゲ、フジバカマ他 ― 2018/10/16 19:18
今年の前半に、季節を秋と勘違いしたアキチョウジが狂い咲きしてしまったので、秋の花はどうなるのかと思っておりました。
その後も暑い期間が長く、最近では塩害があったり、ジメジメ続きの天候だったりで、すんなり ”秋” とはいきませんでした。
それが原因かどうか不明ですが、全体的にパッとしないながらも少し前からアキチョウジが咲き始めています。
レンズごしでは、青や紫色は再現性が低めなせいか、藍色のような濃い青の花が咲く株と、青色が淡くてサッパリした青の花が咲く株の、微妙な違いが写りませんでした。
とりあえず……上が濃い青で、下が淡い青……。
同じ青にしか見えませんが、下の淡い青が咲く株の繊細な青を気に入っています。
こちらはフジバカマ。(セセリチョウがとまっています)
ずーっと同じ鉢の中で育てているので、すでに鉢の中でいっぱいになっていますが、それでも毎年、狭い場所に張り巡らした根っこからたくさんの茎を伸ばして花を咲かせます。
(緩効性の置き肥をあげています)
スラーっと100〜120センチほど伸びるので、夏頃からは倒れないようにガイドをして、さらに狭い鉢なので暑さで水切れしないようジャブジャブ水をやりながら、ひらすら秋を待ちました。
やっと茎の先にふわふわとした白い花がモコモコ咲いて、「ゴォォ〜ル〜」って感じです。
それにしても、秋の和の花は静かですね。
ネコノヒゲです。秋口に苗を買って咲くのを待っていました。
白っぽい花はだんだん桃色がかってきて、最後は濃いラベンダー色に変化したあと、花を終えます。ちなみに、写真は咲いてから日が浅いほうです。
ネコノヒゲは寒さが苦手で、そのまま屋外に置きっ放しでは冬を越せないので、今年は場所を移動させて冬越しをさせてみようと思っています。
たしか昨年は、残念ながら花を見ることなく秋も終わり、冬のうちに死滅……かなり気遣いが足りなかったので、今回は置き場所に気を付けまして、とりあえず無事に繊細な花を見ることができました。
青花のホトトギスから遅れること十数日、えんじ色の花を咲かせるホトトギがやっと開花しました。
こぼれ種から生えてきたものを合わせると、庭では今ホトトギスがシーズン真っ盛り。
庭の秋の花はどれも花が小さいので、遠くからは目立ちません。
ですが、庭でたくさんの和の花にもっとも触れられる機会は ”秋”。
ちょうど潮が引くように、地上から草花がサーっと減って茶色い地面が見え出す今の時期は、可憐な秋の花にホッとさせられますね。
最近のコメント