生きもの見聞録

バイモユリが咲きはじめました。下から花の様子を覗き込んだらこんな感じです。

アミガサユリとも言われるように、花に網目模様が入っているのですが、網目の色が薄いせいでクリーム色に見えますね。

花がおとなしくて、茶花らしく楚々とした雰囲気が魅力的で、その姿の良さを気に入っています。

……って、姿よくスラッと上に向かって伸びようと頑張った様子ですが、強く吹きつける春の風に持っていかれたらしく、倒れまいと側のものにクルクルっと巻きついて不思議な仕上がりになっています。写真の右側の植物はタカサゴフヨウで、ツルをクルクルしているうちにタカサゴフヨウにからんでしまった模様。

この場合、風で倒れてきたタカサゴフヨウの枝を、クルッとツルで巻いたおかげで倒れずに済んだみたいです。そのかわりにタカサゴフヨウの枝が傾いていたりするのですが。

こちらのバイモユリなんかは、隣りのヤマアジサイにクルクルと。こうなると本来の良さがわからなくなるのですが、花が可愛いので、まぁいいか……。

違う角度から見るとこんな感じで、左にヤマアジサイの枝があります。

まるで洗濯物でも干すかのように花が並んでいます。これを見る限り、どちらの方向から春の嵐の直撃をくらったのかよくわかる、そんな構図になっています。

春の嵐はバイモユリとの開花とも重なっているので、本当は、風が吹き抜けない場所に植えたほうがいいのでしょうね。そうすれば姿良く咲く様子を見られるはずなので……。

ともあれ、まだ他にも球根があってこのあと次々と咲くはずなので、他のバイモユリはスラッとした姿を見せてくれるだろうと期待しています。