白いボタンが咲いた2019/04/19 14:54


白いボタンの花が今年も咲きました。

ネームタグには消えかかった字で“白鳥⚫⚫”と書いてあって、おそらく白鳥の湖というのが品種名だろうと思っています。

日本ぼたん協会の図録に載っている、そっくりの白いボタンにも“白鳥の湖”と書いてあったので、きっとその白鳥の湖〜♪♪〜なのでしょう。


1年ぶりの大輪の白花は、やっぱり顔がほころびますね。

木が充実しているのか、今年は大きなツボミが5〜6個ついているので、まだまだこのあとも楽しめそうです。


花に近づくと、花粉のところに2〜3匹の花アブがうもれながらきゃーきゃープイプイうなっているのを見ることができて、面白おかしいです。

薄くて大きな花びらは、ほどよく心地の良い冷たさで、顔を近づけると、穏やかでやわらかくて繊細な香りがほのかにしています。

顔面の全筋肉がゆるみまくりました。

 

ボタンは咲いたと思ったら数日終わるので、花が2つでおしまいだった場合は、待ちに待った割にあっけなく終わる感じがあって、悩ましい限りでした。けれど今回のようにツボミが何個もあるなら、数の分だけ楽しめる期間が長くなるので、これならじゅうぶんに育てがいがあるな〜とはじめて思えました。

ちなみに、白鳥の湖(?)は、庭にある他の2つのボタンと比べて、花の期間が少々長めなので、その点はラッキーだったと思っています。

なにぶん、狭い庭にそれなりのスペースを必要とするボタンを植えているので、一年に一度の花があっけなく終わるのはあまりにも寂しい……とはいえ、ボタンのおかげで庭と心の余裕のなさが暴露されたので、草花・草木の植え方や育て方について、よく考えて工夫するようにもなりました。

年数を経るにつれて充実してゆくボタンを見られることを、とても嬉しく思います。


これから咲こうとしている赤いボタン。今年はツボミが5個でした。

開き始めるとあっという間に全開になるので、変化してゆくボタン見たさに何度も庭へ出たくなっているところです。