箱根湿性花園/ヒマラヤの青いケシ2019/04/23 17:50

先週「シラユキケシが咲いたよ〜」というお話をして以来、今年こそは青いケシを見に行きたいなぁとの思いが強くなりまして、結局箱根湿性花園へ行きました。

 

自宅を出て20キロ走ったところで、やり忘れていた仕事を思い出していったん家に戻りましたので、(家族の凄まじいブーイングを浴びる)再出発したあと時間短縮のために、ヤギのいる芦ノ湖スカイラインをPass

せっかくなので、いつものヤギを見にドライブインに立ち寄ってから目的地へ行きました。

 

ということで、箱根湿性花園の入り口では黄色いカタクリの花が出迎えてくれました。

うちの庭に植えた黄色いカタクリは咲かずじまいのまま行方不明になりましたが、充実したらこうなるのか〜と納得いたしました。

 

こちらが今回の目的のヒマラヤの青いケシ。

湿性花園の案内通り、たくさん咲いて見頃を迎えていました。

この花の青さは、ヒマラヤ生まれだからあり得る青さなのだなぁと、生まれて初めて見る花の青を堪能。

どのくらいの高さに生えているのか詳しいことは未確認ですが、標高の高い山に降り注ぐ太陽光は紫外線が強いわけで、こうしてケシの花も青と化したら紫外線も味方になりそうな……でもこれは紫外線対策というより昆虫の目をひくための青かもしれませんし、理由を調べてみたくなりました。

 青い色は、見ていると涼しい気持ちになってくるので、ロックガーデンの側のベンチに座ってしばらく眺めました。その間、バットマンがヒマラヤで青いケシを取って何かの訓練をしたという話を横でされましたが……。



園内では他に、湿性花園ではミズバショウの花が咲いていて、リュウキンカの黄色い花もたくさん開花中。他にカタクリの仲間、イカリ草、シラネアオイ……咲いていました。

玄海つつじです。落葉樹はちょうど芽吹いたところでしたので、木の上の緑の量は少なめでしたが、そのぶん玄海つづじの華やかさが際立っていました。

池ではシュレーゲルアオガエルの美声が響いていました。家の近所の森にもたくさん住んでいますが、鳴いているのは大抵夜中で、姿を見る機会が少ないので、じっと目を凝らしてカエルの姿を探しました。


ところが、湿性花園内のもっともたくさん声が聞こえていた池でも、水苔の下に潜りこんで鳴いているのかすぐ足元でキュルキュルコロコロいっているのに、姿を見つけることができませんでした。きっと植物の青色に紛れているだろうと思って、声が聞こえるあたりの草の隙間にも目をこらしましたが、はがゆいことに声だけ。


まぁ、素敵な声がすぐ側で聞けたので、それで満足することにいたしましょう。


余談ですが、箱根は未だに標高の高い場所では桜が咲いていました。低地では八重桜を方々で見て、山の上では桜を見て、桜を2倍楽しむことができました。