ヤマアジサイの季節#4/瀬戸の月、津江テマリ/ベニガク2019/06/12 15:44

ヤマアジサイの瀬戸の月です。

以前、寄せ植え(鉢植え)で育てていた間は、瀬戸の月は毎年ブログにUPしていたと思います。じつは2年前、一緒に寄せ植えで植え込まれていた植物のほうが勢力をもってしまったらしく、真夏の水切れのときに瀬戸の月だけ枯れてしまったのでした。

ちなみに、ヤマアジサイの花後って、手入れの都合上たいてい挿し芽をするのですが、発根の確率は2割あるかないかで、瀬戸の月は挿し芽に成功していませんでした。

というわけで、枯らしてしまった瀬戸の月のことが名残惜しく、昨年、苗木を手に入れて今年の開花に至りました。

小さいけれど1年ぶりの瀬戸の月の花。

おととし枯らしてしまった瀬戸の月は、ずーっと和風の鉢に入っていたから、かなり渋い感じがしていましたが、器が変わればずいぶん印象が変わるのか、軽くて若々しい感じがします。気のせい?後ろのアスチルベや、その他諸々のシェードガーデンの仲間が、瀬戸の月の印象を変えているのかな?

ともあれ、次の植え替えでは、明るくて軽い雰囲気の鉢に入れてみようと思っています。


津江テマリです。咲き始めの頃の様子です。

絞り模様が和風で素敵ですね〜、 津江テマリは今年もたくさん咲きました。

テマリの大きさがほどよい重たすぎないサイズなおかげで、このところ続いているディープな雨天でも、雨水を含んでモタモタすることなく咲いています。

こちらは津江テマリの昨日今日の様子です。(じっさいの色に近いのがこの青)

そろそろ終わりを迎えようとしている花が増えましたが、それでもまだ青い花が日陰の庭を美しく見せています。

津江テマリは雨の日を楽しませてくれました、感謝です。

 

真っ白ですがベニガクです。

ベニ色でガク咲きだから、きっとそのような名前が付けられたのでしょう、でもじっさいは真っ白の状態でスタンバイしている期間があるので、油断しているとベニ色に染まりながら変化してゆく様子を見逃すこともございます。

ベニガクは、庭のヤマアジサイの中ではいつも最後のほうにピークがやってくるので、華やかな西洋アジサイや、交配種のアジサイの開花の頃と重なります。

なのでウチの庭では、ベニガクはヤマアジサイの終わりを告げる品種になっています。

ということで、さらにベニ色に色づいたのが昨日のこと。

このところ寒風の吹く冷たい雨が降ったり、晴れても涼しく湿った晴天だったり、富士山にも雪が積もったりして、こういう不思議な天候は古来から日本にいるアジサイたちにはどんな感じなのでしょうね?

いずれにしろ、このあとものんびりと花色が変化しそうな気配のベニガクです。