ヒペリカム2019/07/11 15:19

6月の半ば頃に花を咲かせたヒペリカムは、花が終わったと思いきや、あっという間に花のあった場所に実が膨らみはじめて、すっかり色づいた今は濃いピンクやオレンジ色の実で庭をチョコっと明るくしています。

 

余談ですが、しだれる枝先に俯き加減で花を咲かせるキンシバイ(ヒペリカムの仲間)は、まだポツポツと花を咲かせているところ。近縁でもキンシバイのほうが長く細く花が咲く模様です。

 

ということで、話は戻って実が楽しいタイプのヒペリカム。

まず花の時期の様子はこちら。撮影時期は6月半ば頃。

毎度のことながら、咲きながら実り始めるスピード感がすごいです。

花をめがけてやってきては、超高速で結実を手伝っている虫…………さて、なんの虫だと思いますか?(答えは下から2つめの写真に)

背後で咲いている青っぽい花はヤマアジサイ。雨天曇天で薄暗い庭はアジサイとヒメリカムにおまかせって感じです。

 

庭の一部をヒペリカム入りで写したもの。

実の量が多くなって、全体的にほんのり色づいてきたときの様子です。(写真の左手前の実)実はまるで花のようにも見えます〜、もっとも明るい雰囲気をしているからでしょうね。

上のオレンジ色の実がさらに濃くなって赤い実に変身。曇り空もへっちゃらの陽気さです。


品種違いで濃いピンク色に色づくものも、梅雨をものともしないビビッド・カラーです。

ちなみに、ヒペリカムを好む虫が2匹写っています。(黒アリ)

アリ以外にも受粉を手伝っている虫がいるかもしれませんが、時期的に雨が多くて、さらに今年の湘南・三浦はいつもよりも雨がち……なのでヒペリカムの周辺で確認できたのはアリだけでした。(今現在も咲いている玄関先のキンシバイの花にもアリがいました〜)

 

そんなヒペリカムは、低木で大きくなりませんし、手入れもしやすく、梅雨の庭を陽気にしてくれる存在だと思います。とはいっても完全和風の庭には合わせづらい?

ウチの庭は和洋折衷なので、純和風に使えるヒペリカムとなるとキンシバイになるのかな……そうなると鑑賞するのはカラフルな実ではなくなりますね。

見て飾って満腹になるための実は、晴れた日だとこんな風な赤色に。
いつ見てもカラーどんぐりと言いたくなるくらい、姿カタチがドングリ風で可愛いです〜。