西洋ヅタ2019/08/01 11:04

夏になると、ハンギングの西洋ヅタのひとつが実をつけ、葉の色も赤く燃えるかのように濃くなります。

西洋ヅタといっても種類が多くていろいろありますが、このツタはずーっと何年も植えっぱなしで、たまに簡単な施肥をする程度で生き続けているツワモノです。

夏に水切れを起こして多少枯れ落ちる部分があっても、生き残ったところから復活をはじめるので、やっぱり屈強。

水切れを起こしやすいものの、植木鉢のサイズに合わせて淡々と生き続けるので、使いようですよね。

ちなみに、斑入りのヘンリーヅタは地植えでも増えすぎませんが、普通のヘンリーヅタは少々大きめに広がりますし、こぼれ種でコッソリ増えていることもありますので、植木鉢での管理がラクでいいのかなと。

まぁ大変はびこるタイプのツタに比べると扱いやすいとは思いますが……。

 

話を元に戻して、この西洋ヅタの新緑の頃からこれまでの様子をひとつお話いたしましょう。

初夏の頃、葉の色がだんだん赤みを増している頃の様子です。

 

そしてこちらが花。すでに実になりはじめているものもありますね。周りの葉っぱがあまりにも大きくて存在感があるので、主張しない花は見過ごされてしまいます。


花のサイズは5ミリくらい。小さな星型の花は虫にようにも見えます。

 

実も葉っぱも、色づき始めるとあっという間に赤色になり、ページの一番上の写真のようになります。

実は、時期がきたらつんでしまうので、この実(種)から発芽するかどうかわかりなせん。

でも、これを食べにくるトリや動物を見たことがなく、ついばまれた形跡もなく……なので、土に植えれば芽吹くタイプなの種なのかな〜と。たとえば斑入りヘンリーヅタなんかだと、こぼれダネに土がかかればパクッと芽を出すので、国内で見かける西洋ヅタの多くは、増やそうと思えば種から増やせそうですよね。


ともあれ、いずれこの実は全てつむことになるのですが、いつも実をつむ頃というのは、周りから草花が減った晩秋から初冬の頃。夏に実も葉も赤くなるので、少々暑苦しい印象を持つこともありましたが、すでに日足は短くなり始めていて、じきに立春だったりするわけで……なので、秋を一番どりしていると思えば、印象が変わりますね。(ほとんど個人的な都合)


いずれにしろ、これからは葉っぱだけでなく観賞用の実も時々眺めて過ごす日々です。

コメント

トラックバック