レモンマートルとハナバチ2019/08/07 15:54

今年のレモンマートルの開花は7月末から始まりました。

梅雨に涼しい期間が長かったぶん、昨年や一昨年に比べて遅い開花になりました。

 

レモンマートルはこの先も永久に、枯れない限り大きなプラ鉢で育て続けるつもりです。

使っているプラ鉢が何リットルか忘れてしまっていますが、鉢の高さは45㎝で直径は50㎝。……で、鉢の高さも含めた木の高さはほぼ3メートルなので、木に対して少し小さめの鉢でも枝が栄えて充実した木に育ちます。

50㎝の苗木から育てて9年目の現在/湘南〜三浦の温暖な気候下で)

葉っぱの香りは通年、そして年に一度の花の香りも、どちらも楽しめる木だと思います。

 

昨年までは、早朝にミツバチがいっせいに花をめがけてやってきて、気温が上がり始める前にサーっといなくなっていましたが、今年は目の前の森が消えた影響なのか、春先からミツバチを含む昆虫類が激減しています。

ただハナバチだけは、見かける数が少ないにしても、いつもの花をめがけてたびたび飛んできてくれます。


なので、レモンマートルの爽やかな砂糖菓子のような、なんともいえない優しい香りが、無駄にならなかったなぁ〜と一安心しています。

(レモンマートルの花には、他にハチやアブの仲間が数種類とアリが訪れます)

 

さて、ここからは余談になります。

今年はミツバチの出現回数が格段に少なすぎて、たとえば、いつも初春の頃には庭の水鉢に代わる代わる水を飲みにきていた、という出来事が懐かしく思い出される日々です。そしてミツバチだけでなく、花アブもすっかり姿を見かけない状態で、今年は受粉がなされなかった庭のユスラウメは数えるほどしか実がなりませんでした。

目の前の森が消えたことが原因なのか、激減した大小様々な生きものたちは、いずれある程度まで回復するだろうと思いますが、さすがに原因によっては「以前のように元どおりに」とはいかないかもしれません。

……だとすると、寂しいものですね。

 

それで「いつものようにユスラウメの実がなった」とブログに書けずじまい……といったことが今年は続いています。それとも「一粒だけなりました」って書けばよかったのかな?(春の嵐で花が落ちたとしても、最悪30粒くらいはなっていたのになぁ)

 

そんなこんなで、結果的にブロフの記事数も今年の春から減っていて、やっぱり森の消失は痛かったのかもなぁ〜。

 

ともあれ、庭の木にトリや昆虫がやってきて、それを愛猫がオヨヨっと見入って、そんな様子を見られる毎日があるというのは、実にありがたいことなのですよね。

なので、当たり前と思いがちな日常を大切にしたいと思います。