台風のあと2019/09/10 13:59

先日の台風のあとかたづけ、すぐに終わりそうにはありません。

とりあえず、割れた植木鉢を片付け、倒れてしまった若い木は引き起こして足元を固め、折れた樹木の枝を取り除いてまわりました。

それなりの大きさの植木鉢の大半が破壊されてしまったので、フトコロの寒さを極寒マイナス50度にも感じる次第……初夏から豪雨や嵐で庭がやられまくっているからかな。


それしても、今回の台風がくる前に、庭をぐるりと点検して、飛ばされそうなものは地面の一箇所に集めたり、頑丈なところへシュロヒモでくくり付けたり、できる限り対策を済ませておりましたが、そんなものは屁のツッパリにもならなかった台風15号。

想定を超えるレベルのものが通り過ぎて行ったことは間違いありません。台風の強風で方々にすっ飛んだガーデンラックやラティス類は、古さゆえに木っ端微塵になったものはできる限り集めてゴミ処理を施し、まだ使える新しいものは突貫で修理して再設置。

良くも悪くも、猛烈台風の通過は、家の周囲やベランダに置くモノの数を一気に減らす機会になりました。


最近では、台風意外の季節の嵐も威力を増していますし、そこへ猛威をふるう台風がやってくるようになりました。

そのたびに、傾きつつもなんとか耐えていた庭木は、しだいに、しだいに、一本ずつ傾きを増していって、今回はストロベリーツリーが昨日の台風でさらに傾きを増しました。確か昨秋の台風で太い枝が2本折れて、ストロベリーツリーは勝手にボリュームダウンしたのですよね。かなり木全体がスッキリしていたというのに、また傾くとはなぁ〜……。

ストロベリーツリーの傾き具合がよくわかるショットを1枚。

傾いたものは仕方がないので、木の傾きが増す側にある太枝を全て切って、頭を軽くして、木の重心がなるべくまっすぐ起きるように剪定しようと思ってます……が、このところの厳しい猛暑がもうちょっとおさまってから作業をするつもりです。というのも、ストロベリーツリーは、それなりに背丈も大きくなっていて脚立にあがって切らなければならないサイズなので、道具もスキルも弱い素人にとっては大変で面倒な作業になります。じっさい、マトモに手を入れることができるかどうかやってみなければわかりませんし。

ということで、ストロベリーツリーの生き残りをかけたスリムUP剪定は、この暑さが和らいでから……です。

中心に斜めに写っているのは、針葉樹の仲間と思われるの隣家の高木です。

この隣家の庭の大きくて見事なシンボルツリーも、根元から倒れてしまいました。

運良く、石垣によりかかるように倒れて止まっているので、ある意味ではラッキーだったのかもしれませんが……。いつも「ウチにもこんな大きな木を植えられたいいな〜」って思いながら、年々大きくなっていく様子を見守っていましたし、最近では木のてっぺんが我が家の2階の窓より高くなろうとしていたので、一体どこまで大きくなるのだろうかと楽しみにしていました。すっかり生活の一部になっていて、それなりの存在感をかもしだしていただけに、残念でなりません。(この木は切ってしまうのだそうです)

 

台風にやれてばかり……な話になりましたので、台風にやられてばかりではありあませんよ〜というお話もひとつ。

片付けをはじめる前に家の周囲を一周していたとき、住みかを追われつつも難を逃れたらしき小さな生きものがチラホラ目につきました。

ゆっくり写真を撮っている余裕がありませんでしたが、いちばんさいしょに目についた1匹の羽虫を一枚。思わず「ピカピカだね」と語りかけて一瞬ファーブルと化すほど、きれいさが際立ってに見えました。


台風で破壊されて壊れた物が散乱した風景のの中に、まったく無傷で新品みたいな姿を見つけられると、たいへん新鮮です。

あの暴風雨の中をよく無事にやり過ごせたものだなぁと感じ入りました。