オンブバッタの季節2019/09/13 16:25

レモンバームの葉っぱを食べて少しずつ大きくなっていった小さなバッタたちは、いつの間にか庭の方々で芽吹いたシソの葉の上にも飛び跳ねるようになり、今は2匹で一緒にいる姿を見られるようになりました。

 庭のシソ”が伸びるところまで伸びて、花芽の準備をはじめる頃は、無事に大きく成長したバッタたちがオンブバッタになる頃でもあるのですよね。

おそらく庭のバッタは、おもにハーブをメインに食べていた様子なので、ハーブでできた彼らの体はきっと良い香りがするに違いありません。っって、バッタを食べるわけではないので、ハーブ風味かどうか生涯知ることはないと思いますが……彼らのダイニングはキクやレモンバームやシソの周辺でしたので、良い香りがしそうですよね。

秋になって、こうしてバッタたちがたくさんいる場所は、しばらくの間は賑やかになります。跳ねる彼らのピョコピョコと動き回る賑やかさや、彼らを狙って近づいてくる生きものたちの動き回る賑やかさ……シーズン真っ盛りでございます。

 

青シソは、隣家のプランターからどうやってか(たぶん風)こぼれ種が庭にたどり着いて以来庭の方々に生えるようになりました。なので、一度だけ庭に種を巻いたことのある赤いシソと一緒に青と赤の両方が毎年生えてきます。

赤シソはすでに交雑したかのように、青と赤の両方の特徴を持った微妙な色合いのものが生えてきていますが、どんな味かは不明。

それを食べているからか、バッタの中には、体の一部分にほのかに赤い色が浮くものがチラホラ出現したりもして、「なるほど〜食べながらペインティングというのはまさに食べるオシャレだな」などと、毎年恒例の “勝手に合点” をしております。

 

草色の体に赤い模様が入ると、なかなか綺麗です。

 

このあと、また天候が崩れる様子ですが、先日の嵐のあとも、それなりの数のバッタがこうしてピョコピョコ跳ね回っているので、うまく嵐をしのぐ術を持っているのでしょうね。

 

余談ですが、今朝見つけたシジミチョウを1枚。

まったく逃げも隠れもせず、よく見ると羽も擦り切れているので、そろそろお役目を終えようとしているのでしょう。普段だと、近づけば逃げられるばかりで、なかなか間近に見ることが難しいので、今日は静かに観察することができました。

このあとも、このシジミチョウはハネが壊れてボロボロになっても、蝶々らしく、飛べる限り最後の最後までひらひらと花びらのように舞い続けるのでしょうね。