金魚と台風2019/10/15 14:56

今回も大変な台風が通過していきました。

すでに庭木の半分は、ここ数年の台風に耐えかねねて倒れたり折れたり……前回の台風までにシンボルツリーを含む木が3本もなくなってしまっていたので、今回は台風対策が必要な庭木がなく、その点では少し時間的に余裕がありました。

 

とはいえ、前回の台風(15号)で壊れたたくさんの植木鉢やガーデン&エクステリアのグッズ類は、量も数も多すぎて、まだ片付けが済んでいない状態でもあり……19号がくる前にいそいで家の周りを片付けまくりました。

 

さて、今日のお題の金魚たち……大きな台風がやってくると予報が出て以来、家中に可能な限り汲み置きの水を作りまくりまして、人間だけでなくお魚たちの緊急事態にも備えました。

水をたくさん汲み置きしておけば、水が止まった場合の対策にもなりますし、停電した場合、エアレーションが必要な水槽の金魚を分散させて、エアなしでも運良く生き延びられる確率を上げられるかもしれません……。

 

で、現実はどうだったのかと言いますと、夜の暴風のさなか、西側の暗い空にカミナリのような閃光が3度見えたところで停電……(閃光は電線が放っていた?)

そうですよね、夜に停電したら真っ暗ですし、真っ暗な夜の暴風雨の中に出てゆくこともできないので、金魚で対策できるのは室内の水槽のみ……。

仕方がないので、エアが切れたら速攻でやばい水槽の金魚だけを懐中電灯片手に移動させ、水を足せばエアなしでも平気な水鉢には、ガンガン汲み置きの水を足しました。


でも、屋外の金魚のエア切れ対策は、台風が過ぎて明るくなる頃(朝)まで待つしかなく、夜は金魚も眠っている(酸素の消費が少ない)だろうから、きっと大丈夫〜〜〜そう期待半分に思いながら眠れない夜を過ごしました。


結局、夜が明けてみると、酸素不足で息絶え絶えになっている子が3匹、すでに亡くなっている子が2匹。

生き絶え絶えの3匹は、即、汲み置きの水が張ってあるタライに移動して無事に復活を果たすことができました。


こちらは現在の様子ですが、大きなホーローの水鉢になみなみと水が注がれた状態になっています。いつもの水面の倍以上はあるはずです。


小さめの3匹なので、エアなしでもキレイめの水がたっぷりあって、水面が広ければ、真夏でない限りエアがなくてもなんとかしのげます。

こちらも、停電でエアが止まっている間に水を追加したので、今は水がいつもの倍以上になっています。小さな子達に対して大きな容量の入れ物……とはいえ、この水鉢は微妙に過密気味なので、ほかの容器に分配する準備もしておりました。


この上下の写真にそれぞれ写っている琉金の子たちは、酸欠で水面に浮いている状態から復活した子のうちの2匹。普段から忙しくせわしなく泳ぎ回る、とても元気のいい子たちだったので、酸欠を起こすのがほかの子たちよりも早かったのかな? 空いた水鉢に水をたっぷり張って、この2匹だけを移動させました。

もうダメかなぁ〜と思うくらいに息絶え絶えになっていた子も、今はウソのように元気に泳ぎまわっています。間に合ってヨカッタ。


ベランダのトロ船の周囲にも汲み置きの水をいくつか作り、エアレーションができない間は、群れを半分に分けて酸素不足を回避しました。奥のタライの透明な水が緊急避難池。

当時、この汲み置きのタライの水には、”肌色の顔の君” や ”だるま琉金トリオ” が移されていました。

写真右側の上に写っているペール缶にも水が入っています。ここからはバッテリーを使って吸水ポンプで水を汲めるようにしています。(バッテリーは汎用性のもので軽自動車やバイクの充電にも使えます)そのうち貯水タンクを……と思っておりますが目下金策中、今は人海戦術で水対策しています。

たぶん、水がある限り金魚が助かる確率が高い構造……にもなっていると思います。


こちらは手前のプラ池が緊急避難池。(普段から汲み置きの水が入っている)このプラ池には今回は和金を半分移して酸素不足の対策をしていました。今思えば、この透明な水の中に避難させた金魚の姿を写真に撮ればよかったのですが、ライフラインが回復して通常に戻るまで、気にすべきことがたくさんあって撮影どころではありませんでした〜。


最終的に、電力が戻ってくるまで12時間以上ありましたが、予想よりも復旧が早かったのでよかったです。魚友達の話では、前回の台風のときに、電力の復旧に時間がかかった近隣の人たちの大変な様子を教えてもらっていたので、それから考えても、幸運だったと思います。

 


余談でお話しを補足すると、東日本の震災のあとに揃えた防災グッズの中には、いつの間にか年月がたって機能を失っているものがあるようですね……(^^;

たとえば、停電したら点灯するはずのLEDのライトは、ライトの寿命が尽きかけていることが今回の停電でわかりましたし、じっさいに使えるかどうかも、真っ暗になってからわかりました。 とくに雨戸を閉めると完全な暗闇になるような部屋では、寿命切れ寸前のほのかなLEDライトはまったく役に立たず、普段から時々動作確認をして「よし大丈夫、ちゃんとライト点く〜」なんて明るい場所で確認していたことが、まったく無駄だったとわかりました。

……7年保存水や非常食は、食べ物なだけに有効期限をチェックしていれば期限切れになる前に気づきますし、じっさいに先日「期限切れになる前に」と長期保存水を買い換えたばかりでしたし。 けれども、停電対応のLEDライトは、LEDを何時間点灯させたか(ライトの寿命が尽きるまでどれくらい時間が残っているか)なんて計算していませんでした。

たしかに、購入してから8年以上たっているので、それほど使った覚えがなくても、2コとも知らないうちに寿命がきていたのでしょう。

ともあれ、防災グッズが全体的に古くなっていて、モノによっては買い換えの時期にきている模様です。なので遠からず、防災グッズの動作確認をせねば……と思っているところです。