紅葉の一条恵観山荘2019/12/03 17:01

先週末は一条恵観(いちじょうえかん)山荘へ紅葉を見に行きました。

比較的最近、2年前から一般公開が始まった施設なので、そのうち行ってみよう〜と思いつつ今になりました。

先日12月1日の時点では、まだこれから紅葉といったところで、山や園内のモミジは赤くなりはじめたばかり。

それでも風情のある山荘のお庭はため息がでるほどに美しく、寒さも時間も忘れて園内の散歩やお茶を楽しむことができました。


庭の方々で見られるカニ。これはつくばい(?)に水がはってあって、その中に沈められていたカニのモニュメント。

他にも、井戸の上や、庭園の小さな流れの途中にカニ像が置かれていました。

 

もっとも赤く紅葉しているモミジの木の様子。

 

この大きなモミジの木の紅葉が進んだら、きっと庭全体が赤く染まっているように見えそうです。


写真の真ん中に流れている川は滑川(なめりかわ)です。

この川の流れは、朝比奈峠から由比ヶ浜までの短い流れになりますが、そのわりにいつもきれいな水が豊富に流れている川です。

その滑川が、散策の最後に山荘の景観の一部、借景として景色の中に現れるので、「あれ?これって滑川であっているよね?」と記憶やら視力やら方向感覚やら、頭の各パーツの働き具合を一瞬疑ってしまいました。

おかげで、どこかへトリップでもしていたかのような異次元感覚を味わうことができまして、時間と空間の絶妙で斬新な融合に大感激。

なるほど〜周りの景色とうまい具合に調和する庭を作れば、うちの小さなマイ・ガーデンも、壮大なテーマを持つスゴイ庭と見る人に錯覚させることができるのですね? 今回は日本の庭の奥の深さに感じ入りました。

 

教訓;小さな庭も絶妙のバランスでつくることができればウルトラガーデンに変身する

(でもお金のかかり方もたぶんウルトラ級)