花と年を越す2014/12/31 12:57

今日で2014年が終わりますね。
今年の締めくくりの写真は、深い理由はありませんが、バラの実になりました。
花が終わっても、こうやって実がなると、すごくかわいいですね。バラは花が散ってもトゲや実で人を引いて、いつまでも存在感を示してくれますね。

庭では、十月桜やバコパ、金魚草、ローズマリーと、小花が静かに咲いて、和ませてくれていますよ。
買ったばかりのガーデンシクラメンは、強烈なインパクトで庭に乱入という感じですから、庭の真ん中にドンと置いて、目立ってもらっています。

昨日、年末年始の花のことについて、とつっとお話しました。その後、毎年母親が正月の花を飾り続けていてくれたことを改めて思い出して、感謝の気持ちが湧きました。

年をとって、すっかり老女になってからの母は、正月の花というと大輪の菊の花を1〜2輪、質素にシブく飾るようになりました。が、昔はわざわざ小難しい姿格好の和の花達を調達してきて、和風の生け花をしていた記憶がございます。

ケンザンにぐさぐさ刺す生け花も、洋風の花瓶に生ける生け花も、これが自在にできるようになると生活が華やいで格好よかろうな〜、と思うのですが、個人的に花を切ったり曲げたりして飾るということがとても難しい・・・。

そのままでもじゅうぶん綺麗だな、と思うと、それ以上、どう手を加えたらいいのか見当のつかない子どものまま、大人になってしまったのでございます。

母は、いつも庭から花を切ってきては、「学校に持って行きなさい」「教室に飾りなさい」と言っていたものです。
あの頃、庭にわんさか花が咲いることに疑問を持ちませんでしたが、もしかしたら、母はそれとなく面倒を見ていたのかもしれません。
バラ以外は、野生の花々が自生しているようにしか見えませんでしたが、 あの “フラワーガーデン自生風” には何かウラがあったのかも・・・。



ここ最近、毎日の忙しさに追われるばかりで、玄関に花を飾るということも思いつかなくなっていたな〜と、一年を振り返ってみて気がつきました。
特に今年は、お花を買って飾るという贅沢を、一度もしなかったように思います。
せいぜい、庭のアジサイを手入れした時に、剪定の都合で間引くしかなかったアジサイを、ドッサリ花瓶に生けたくらいかな。

まあいいです。
そのかわり、雑草抜いたり、花の苗をあちこちに植え込んだりして、花や緑のある生活をすることができました。

来年芽吹くタネや、冬が明ける前に咲く花が、動き出すのが楽しみですね。