ヤマアジサイ/伊予テマリ、斑入り甘茶、七変化、佐久間てまり他 ― 2020/06/17 16:02
今年はヤマアジサイが早めにシーズンを迎え、まして、あまり雨の降らないうちからどんどん色づくものですから、水やりもいつも以上に気を使いました〜。
というわけで、順番に咲いていった庭のヤマアジサイたちの様子をお話しいたしましょう。
まず、いつも庭で真っ先にシーズンを迎える伊予テマリは、今年も濃いピンク色のテマリをポンポンと咲かせて元気いっぱいです。
こちらは咲き始めの頃。
なんとなく色づくのを待っているうちに、ピークの様子を撮り損ねてしまいましたが、ヤマアジサイの中でも陽気で愛らしい雰囲気のテマリ咲きだからか、他の花々と一緒に咲いている姿が楽しげでGOOD。
一応、背景になってしまっていますが、ユリの背後でピンク色にテマリ咲きしているのがピークの頃の様子です。
(白い花は向かって右がクレマチス白万重、向かって左はオルラヤ)
今現在は、ピンク色のままテマリがしおれつつあり、そろそろ終わりです。なので明日〜明後日、雨模様になってから一気につんでしまおうと思っています。
庭の北側で、すくすくノビノビと育っている“斑入り甘茶”です。
葉っぱが独特で、葉の大きさのわりに野暮ったくなく、むしろ可愛いカラーリーフって感じ・・・。
こちらが花です。花が咲く頃には葉っぱの色も変化して、青みを帯びた深緑から、黄緑色やライムグリーンの葉に変身。赤い葉脈がアクセントになります。
淡いピンクとブルーのコラボレーションで、今年もたくさんの花を咲かせてくれました。パステルカラーの、色とりどりの金平糖を連想させるヤマアジサイですね。
こちらは七変化。名前の通り、ヤマアジサイの中でも表情の豊かで楽しませてくれるアジサイではないでしょうか。
地植えにして3〜4年くらいたったからか、枝をスイスイとよく伸ばして、花もたくさん咲いて、いよいよ充実感が出てきました。
真っ青でスタートした花色は、姿形を変えるのに合わせるかのように花の色も変化させて行きます。
咲き始めの真っ青の花もあれば、途中の藍色や赤紫の花もあって、実物は、まるで一つ一つがベツモノのようにも見えます。
(青系の花の微妙な色は写真では正確に写りづらい)
この七変化も、すでに全体的に色が褪せて、そろそろ終わりを迎えている様子ですので、雨の日を待って手入れをしたいと思います。
佐久間テマリです。花の最初の頃の様子です。
これも最初の頃。
だんだん色がのってきて・・・
とりあえずキレイに出来上がっている時の様子。
佐久間テマリは、今年もフワフワゆらゆらと玄関の片隅を演出してくれました。
とりあえず全体の様子がなんとなくわかる写真がこちら。
いろんな品種のヤマアジサイがありますが、個人的な好みで言えば、庭にあるテマリ咲きのアジサイの中でも、なんとも言えない儚げな雰囲氣の漂う、クセになるヤマアジサイです。
(ずっと庭にキープしておきたいと言いたい)
余談ですが、佐久間テマリの写真の向かって右の茶色いカメは、山奥のスーパーの謎のセール品を二束三文で買ったものです。異国の大きめの酒甕(酒がめ)とかで、玄関の緑にぼんやり混ぜて置くモニュメントにはもってこいの逸品・・・?・・・。
でも、カメの口にフタをしておかないと、うっかり入り込んだヤモリが出られなくなり、ヤモリのミイラ化したご遺体が、酒甕の底に集結することに。ちょうどハマりのよい不要な皿を、カメの口にフタがわりに置いたら、ただのカメがスタイリッシュなカメに進化〜。偶然とはいえ、そういうこともあるのですね。
そんな昨今、ヒトにもヤマアジサイにもキビシイ真夏日が、この連日続いていますが、蒸し疲れた夕暮れどきにヤマアジサイにじゃぶじゃぶと水を撒くことが、“涼”を楽しむ時間になっていたりもします。
やっぱり季節の花には癒されますね。
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