ハムハムが老ハムになった話 ― 2016/06/17 21:55
週の始めに、「ウサギさんがちょっとだけ老けた・・・」と書いたのを皮切りに、動物たちの近況をつらつらと書き連ねました。
そんな今週、ずっと脳裏にあったのは、老ハムになった時のハムハム(という名のジャンガリアンハムスター)のことでした。
ということで、今日は回想録。
ハムハムは、2年7ヶ月ほど生きていて、最後の方は「長老」と呼んでおりました。
強い生命力と生来の健康体の持ち主だったようで、歴代のハムさんの中でも、亡くなる前夕まで自力でご飯を食べていたのは、このハムさんだけでした。(急逝したハムスターは除く)
そんなハムハムさん、2年を過ぎてしばらくすると、毛が薄くなって地肌がなんとなく透けて見え始め、固いものが食べられなくなり、食べる量もだんだん減り、腰は曲がってスローなヨチヨチ歩きになり・・・とにかく、いろいろと減っていきました。
写真に写っている回し車は、サイズダウンして置いたもの。でも、すでに走れなくなっていたので、使われることはありませんでした。
そして、筋力低下のスパイラルに入っていき・・・。
全身の筋力が落ちて、足腰も弱くなる影響で、オシッコがジワジワと出たままになってしまって、オムツが欲しい状態になりました。
ハムスター用にハムツ、って、あったらいいのに〜って思いましたし。
長生きしたハムスターでは、他に2匹、やっぱりオムツが欲しくなったハムさんがいました。毎夕洗うというのはハムの心にストレス、けれどど、汚れっぱなしってのはまた、ハムの皮膚にストレスを与える、というわけで結局、毎日洗っていましたが。
ハムハムの老年の出来事で、もっとも印象的だった事をあと一つ。
(かなり個人的な主観が入っています)
若い頃に肥満になって、野菜食中心の食事をしていたハムハムさんでしたが、2年を過ぎて食欲が低下し始めたので、好物だったヒマワリを解禁しました。
ずっと食べたかっただろうと思っていましたし、こちらとしても、娯楽を奪い続けるよりは少しでも与えられる方が気持ち的に楽しいワケで。
ところが、1年半ぶりの悲願のヒマワリに、ハムハムは見向きもせず。
そんなものなのか・・・と肩透かしをくらいました。
まぁ、現実には、消化する力も肝臓で処理する力も、嗅覚も、落ちていたとは思いますが。
なので晩年は、食べ慣れているものの中から「これだけは」というものが、最後まで残ったという感じでした。
いきなりのヒマワリより、安心できるシンプルな食べもののほうが、美味しい、ということなのでしょうね。
この長老ハムハムさん、ある日の夕方、久しぶりに頬袋にたくさんご飯を詰め込んで、その翌朝に、詰め込んだご飯と一緒に天国へいきました。
・・・旅支度?・・・最後までたくましいな。
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