不死鳥の街のうさぎたち ― 2015/02/05 17:41
雨だったり雪だったり、空から落ちてくるものがコロコロ変わっています。
ここ湘南の暖地も、寒い日々が続いていて、連日の気温は日中8〜12度、朝は1度前後。
陽が射さない場所では庭の泥が凍り、北側に置かれている水瓶の表面は氷が張ったままです。
今日も、室内をウロウロしているうさぎのフィー君の姿をお届けいたします。
写真だと小ささがわかりにくいのですが、体重は790グラム。大人(4歳)のオスです。
主食は牧草で大量に食べます。ペレットはネザーランドドワーフ用のものと、大人ウサギ用の2種類を混ぜ合わせて食べています。
副食でセロリの葉やハーブ類をもらう以外はトリーツを喜んで食べます。果物には関心がなく、粗食が基本です。
うさぎさんのケージも、外側をバリケードで囲ってあって、ケージの中に温かい空気がこもっていますし、うさぎ用の床暖もあってぬくぬくです。
外に出て遊ぶより、じっと巣ごもりしているほうが快適に感じているかもなぁ〜と思いながら、とりあえず軽く室内をお散歩させています。
さて、フィー君をサカナに何をとつとつとお話してみようかな〜。
フィー君が想像以上に小さくて、“超・小ぶり”という事実に気付きにくかった顛末について、お話ししてみましょう。
実は、フィー君と同じくらいに小さい小さいウサギの集団(野生)を、アリゾナのフェニックスという場所で毎夕にように見ていた時期がありました。時は1998年です。
約1年足らずほど暮らしたその砂漠の街は、冬場は日中18〜20度と快適ですし、通年、夜になれば涼しくなります。
が、夏場の日中はゴキブリも衰弱するほどのキョーレツな暑さで、サングラス無しにほっつきまわると目が赤く痛く大変なことになります。
灼熱と乾燥のおかげで、その土地はクリーンといえばクリーンで、変な病気にはなりにくい場所だな〜と思いました。
冬になると、北から避寒地として多くの人が南下してくる場所でもあったようです。
そのフェニックスで、毎夕、どこからともなく現れる小さなウサギ族の集団が観察できました。
歩道から15メートル離れた草地の斜面に出てきて、草をはみはみしていたウサギたち、それがフィー君とほぼ同じくらいの大きさで、20〜25センチ程度だったのです。
10〜20匹の規模だったかな。
ほぼ毎夕彼らを見ていましたので、こういう子ウサギみたいに小さいサイズのウサギがいるのだと感動〜。
ただ、地元の野生動物マップで調べてみるのですが、その小さなウサギ族については、なにも紹介されていませんでしたので、結局、在来種なのか外来種なのか謎のままでした。
もっと英語が流暢に話せれば、詳しい人を見つけることができて、事情がわかったのかもしれません。
ただ、ある時期に入植者と呼ばれた人たちが持ち込んだのがネザー
ランドドワーフだったと思えば、地元の野生動物ガイドに紹介されていなくても、不思議じゃないかな〜と推測してしまうのでした。
その地の野生動物ガイドで紹介されていたウサギの種類は、ジャックラビットというけっこう不気味なウサギと、アリゾナ州で何かの特別指定を受けていたコットンテールというイキなウサギの、2種類だけでした。
両方とも大きなウサギで、コットンテールは人間の生活圏と生息環境が重なっていて、企業やホテル、行政の建物の敷地に生えている芝生のところまではいり込んている姿をよく見かけました。
ジャックラビットは、つねに砂と岩の平原や丘陵の中にいて、50メートル彼方でもこちらを察知すると、そそくさと逃げていっていました。
夜になるとコヨーテがウヨウヨいましたから、ジャックたちはとても警戒しているのでしょうね。
余談ですが、夜に市街地の外れを車で走っていると、大きなトカゲや野ネズミがドドドドっと道路に飛び出してきて、その後からコヨーテが追いかけてきて急ブレーキ!ということが3回ほどありました。
そういう時のコヨーテは、こちらを見るとか、車のヘッドライトにひるむとか、ブレーキの音に立ち止まる、ということが一切なくて、ペースを緩めることなく真っ直ぐ追いかけるべき動物だけを追っていくのでした。
あのような集中力の高い生きものにロックオンされたら、凄くイヤですね。
ハムスターなど齧歯を愛でる人間としては、 ”エモノ” という響きそのものも苦手でございます。
で、フェニックスで見た、名前のわからない小さなウサギたちを、ネザーランドドワーフだろうと勝手に予測認定。
4年前、子ウサギだったフィー君を、我が家に連れて帰ってきたのでした。
フィー君はどうやら、小型種のウサギとしてもあまり大きくならならかった様子ですが、遺伝子レベルでおチビさんという条件に、「粗食が好き」というのも加わっている気がします。
動物さんの種類に関係なく、とにかく何でもよく食べる固体もいれば、心配なくらいに偏食傾向が強い固体もいます。
フィー君は幼い頃から野菜と果物を食べてくれず、大量の牧草と少々のペレットだけで大人になりました。
最近になって、やっと食べてくれる野菜の種類が増えましたが、それでも水っぽい部分は好まず、野菜よりは汁気の少ないハーブや野草のほうが好きです。
おやつで釣る、好物で機嫌を取る、ということができませんので、触れ合いが地味になってしまうのが残念なところです。
そのかわりというのもなんですが、賢いフィー君はこちらの指示をよく覚えてくれていて、指示すれば右へ行ったり左へ行ったりでしますので、オヤツがなくてもトレーニングができていたりします。
他の能力を磨けてラッキー。
ただ、牧草メインの食事は悪くはないのですが、やっぱり、生きた植物を食べる、生命をそのままいただく、ということも生きている以上は大事だと思っておりまして、「野菜をね・・・もうすこし食べられるといいね〜」と語りかけているのでした。ビタミンも食べよ〜!
ということで、野生生活をしている小さなウサギたちとの出会いが、フィー君につながっているというお話でした。
ここ湘南の暖地も、寒い日々が続いていて、連日の気温は日中8〜12度、朝は1度前後。
陽が射さない場所では庭の泥が凍り、北側に置かれている水瓶の表面は氷が張ったままです。
今日も、室内をウロウロしているうさぎのフィー君の姿をお届けいたします。
写真だと小ささがわかりにくいのですが、体重は790グラム。大人(4歳)のオスです。
主食は牧草で大量に食べます。ペレットはネザーランドドワーフ用のものと、大人ウサギ用の2種類を混ぜ合わせて食べています。
副食でセロリの葉やハーブ類をもらう以外はトリーツを喜んで食べます。果物には関心がなく、粗食が基本です。
うさぎさんのケージも、外側をバリケードで囲ってあって、ケージの中に温かい空気がこもっていますし、うさぎ用の床暖もあってぬくぬくです。
外に出て遊ぶより、じっと巣ごもりしているほうが快適に感じているかもなぁ〜と思いながら、とりあえず軽く室内をお散歩させています。
さて、フィー君をサカナに何をとつとつとお話してみようかな〜。
フィー君が想像以上に小さくて、“超・小ぶり”という事実に気付きにくかった顛末について、お話ししてみましょう。
実は、フィー君と同じくらいに小さい小さいウサギの集団(野生)を、アリゾナのフェニックスという場所で毎夕にように見ていた時期がありました。時は1998年です。
約1年足らずほど暮らしたその砂漠の街は、冬場は日中18〜20度と快適ですし、通年、夜になれば涼しくなります。
が、夏場の日中はゴキブリも衰弱するほどのキョーレツな暑さで、サングラス無しにほっつきまわると目が赤く痛く大変なことになります。
灼熱と乾燥のおかげで、その土地はクリーンといえばクリーンで、変な病気にはなりにくい場所だな〜と思いました。
冬になると、北から避寒地として多くの人が南下してくる場所でもあったようです。
そのフェニックスで、毎夕、どこからともなく現れる小さなウサギ族の集団が観察できました。
歩道から15メートル離れた草地の斜面に出てきて、草をはみはみしていたウサギたち、それがフィー君とほぼ同じくらいの大きさで、20〜25センチ程度だったのです。
10〜20匹の規模だったかな。
ほぼ毎夕彼らを見ていましたので、こういう子ウサギみたいに小さいサイズのウサギがいるのだと感動〜。
ただ、地元の野生動物マップで調べてみるのですが、その小さなウサギ族については、なにも紹介されていませんでしたので、結局、在来種なのか外来種なのか謎のままでした。
もっと英語が流暢に話せれば、詳しい人を見つけることができて、事情がわかったのかもしれません。
ただ、ある時期に入植者と呼ばれた人たちが持ち込んだのがネザー
ランドドワーフだったと思えば、地元の野生動物ガイドに紹介されていなくても、不思議じゃないかな〜と推測してしまうのでした。
その地の野生動物ガイドで紹介されていたウサギの種類は、ジャックラビットというけっこう不気味なウサギと、アリゾナ州で何かの特別指定を受けていたコットンテールというイキなウサギの、2種類だけでした。
両方とも大きなウサギで、コットンテールは人間の生活圏と生息環境が重なっていて、企業やホテル、行政の建物の敷地に生えている芝生のところまではいり込んている姿をよく見かけました。
ジャックラビットは、つねに砂と岩の平原や丘陵の中にいて、50メートル彼方でもこちらを察知すると、そそくさと逃げていっていました。
夜になるとコヨーテがウヨウヨいましたから、ジャックたちはとても警戒しているのでしょうね。
余談ですが、夜に市街地の外れを車で走っていると、大きなトカゲや野ネズミがドドドドっと道路に飛び出してきて、その後からコヨーテが追いかけてきて急ブレーキ!ということが3回ほどありました。
そういう時のコヨーテは、こちらを見るとか、車のヘッドライトにひるむとか、ブレーキの音に立ち止まる、ということが一切なくて、ペースを緩めることなく真っ直ぐ追いかけるべき動物だけを追っていくのでした。
あのような集中力の高い生きものにロックオンされたら、凄くイヤですね。
ハムスターなど齧歯を愛でる人間としては、 ”エモノ” という響きそのものも苦手でございます。
で、フェニックスで見た、名前のわからない小さなウサギたちを、ネザーランドドワーフだろうと勝手に予測認定。
4年前、子ウサギだったフィー君を、我が家に連れて帰ってきたのでした。
フィー君はどうやら、小型種のウサギとしてもあまり大きくならならかった様子ですが、遺伝子レベルでおチビさんという条件に、「粗食が好き」というのも加わっている気がします。
動物さんの種類に関係なく、とにかく何でもよく食べる固体もいれば、心配なくらいに偏食傾向が強い固体もいます。
フィー君は幼い頃から野菜と果物を食べてくれず、大量の牧草と少々のペレットだけで大人になりました。
最近になって、やっと食べてくれる野菜の種類が増えましたが、それでも水っぽい部分は好まず、野菜よりは汁気の少ないハーブや野草のほうが好きです。
おやつで釣る、好物で機嫌を取る、ということができませんので、触れ合いが地味になってしまうのが残念なところです。
そのかわりというのもなんですが、賢いフィー君はこちらの指示をよく覚えてくれていて、指示すれば右へ行ったり左へ行ったりでしますので、オヤツがなくてもトレーニングができていたりします。
他の能力を磨けてラッキー。
ただ、牧草メインの食事は悪くはないのですが、やっぱり、生きた植物を食べる、生命をそのままいただく、ということも生きている以上は大事だと思っておりまして、「野菜をね・・・もうすこし食べられるといいね〜」と語りかけているのでした。ビタミンも食べよ〜!
ということで、野生生活をしている小さなウサギたちとの出会いが、フィー君につながっているというお話でした。
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