ぷっちん“りろん”の時間2014/10/04 17:02

強制給餌(きょうせいきゅうじ)の実践 ハムハム編

さて、昨日は強制給餌における感情論をぶってしまいましたので、今日は、より論理的に強制給餌について語らせていただきます。といっても、理論派ではありませんので、少しだけ個人的な“経験則”を書くていど・・・飼い主さんによってかかわり方はいろいろあると思いますし。

では、ぷっちん“りろん”の時間でございます。
まず強制給餌とは、“無理矢理ごはん”という意味です。ハムさんの食欲減退と、栄養の吸収力低下を補うために、愛の押し売りをいたします。なので、始めは栄養価の高い流動食を与えるようにします。体の機能が低下してきてだんだん飲み下す力が弱まってくると、流動食はより喉ごしがよいもの、薄いものに変化していきます。最終的に、ポカリスエットと水、薄めた少々の流動食〜〜〜でお見送りになる感じです。
その間、ハムさん自身も最後まで“生きよう”“食べよう”と頑張りますから、ケージに内には食べやすく砕いた餌も毎日用意してあげます。

強制給餌のコツは、
口にふくませてあげる要領で。
口の少し奥にスポイドを差し入れ、軽く流動食をふくませてあげると、ハムさんが「仕方ないですね〜」と反射的に飲み下します。とりあえず、これの繰り返しです。肺&気道に入らないようにするためにも、自分で“ごっくん”するように仕向けましょう。
最初は嬉しそうにいっぱい食べてくれます。でも、だんだん食べる量が減ってきて、全身の機能も低下してくると、そのうち流動食を口に含んだまま飲み下さなくなってきます。それでも、待ち、待ち、しながら、時間をかけて与えるのですが・・・。いずれほんのちょっとしか飲み下さなくなり、その頃には、アニマル系天使が周囲をウロウロし始めます(たぶん)。

次に、強制給餌を開始するタイミング
自力で食べる量が減ってきて、体重の減り方が早くなった時です。ハムさんによって体長と適性体重は違うと思いますが、体重が勢いよく落ち始めるのですぐにわかりますよ、代謝早いから。
給餌の量は、獣医さんがくれる一番小型の注射器に、一日3〜4本くらい与えられれば上出来です。でも、外に働きに出ておられる方はきっと難しいと思いますので、最善のお世話ができればいいと思います。

流動食の内容
これは人によっていろいろあると思います。
ミルサーで粉状にしたペレット+ヨーグルト+栄養ペースト。これにクロレラを少し加えるとよりGOOD。

まれに、ほお袋のお手入れ
時々、「お腹いっぱいですね、持ち帰りましょう」と思ったハムスターが、ほお袋に流動食をさりげなく入れていたりすることもございます。そういう場合は、ほお袋のお掃除をせねばなりません。

こんな感じでしょうか。

いきものたちへのお世話の仕方は、人によっていろいろです。迎えた命を送りだすとき、これが完璧なんてのはないし、これでいいのかな? と迷うのは自然なことのように思います。一番大切なのは、生きものたちが安心して暮らせること。大好きな飼い主さんが、手入れしてくれたり、世話をしてくれたり・・・それでじゅうぶん幸せなんじゃないかなと思います。

・・・そろそろ、植物やら昆虫やらの話題にいったんうつりたいところですが、もう一回、ハム記事を書かせていただきます。では、また明日もよろしくです。

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