虫が少ない春 ― 2018/04/02 17:11
初夏のような陽気が続く庭では、次々と春の花が咲いているところです。
気候の突然の変更が影響しているのか、連日暖かなワリに虫たちの姿が少ないままで、クレマチス/アーマンディの周囲からはいつものミツバチやハナバチたちの羽音は聞けず仕舞いでした。
やっとアブを見つけた頃には花のピークもすぎていて、方々に香りを撒き散らしたとしても、肝心の虫に届かないこともあるのですね。
今年始めて見ることができた蝶々はモンキチョウ。まだツボミでいっぱいのメラウレカにとまってから地面へ舞い降り、あっちヒラヒラこっちヒラヒラしながら林の方へ消えました。
ちなみに、この大きな黒いアゲハチョウの仲間が、昨年の晩秋に庭にやってきた最後の蝶々でした。
その時も、いつになく暖かな秋が長くダラダラ続いていたと記憶しています。(遅くまで台風もきましたし)
今回、桜の開花はいつもより早まったと言われていますが、蝶々は少々遅れ気味。
そしてまた今年も暖かな秋が長くなれば、いつまでも飛び回る蝶を見られるかもしれず、植物も虫も季節に合わせるのに ”一仕事” ですね。
ともあれ、ハナアブや甲虫類がやってくるとユニークな格好や動きに笑いがこぼれます。
手をスリスリ
触覚をフリフリ
全開になったヒマラヤユキノシタにはオオアリを3〜4匹見つけることができました。
(中央の花の奥の少し黒っぽい影はオオアリです)
植木鉢は地面から少し高い場所に置いてあるというのに、ちゃんと花の匂いをかぎつけるアリはすごいセンサーの持ち主です。
ユキノシタついでで、こちらは先日出かけた大雄山(南足柄)に咲いていたヒマラヤユキノシタのピンク。
標高が高く涼しい場所だからでしょう、地植えでも株全体が蒸れないらしく、葉はきれいなままに株も大きく育っていました。ごく近隣の市といっても高い山の上というだけで、育てるのに手がかからない気配が濃厚で、羨ましいかぎりです。
参考までに、沿岸部で湿度の高いウチの庭でこれを真似すると、葉にカビが生え広がって腐るのがオチです。
ローメンテガーデンを目指し始めた矢先に、地植えでサラッと咲くヒマラヤユキノシタを山上で目撃して、いろいろと思うところがありました。
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