換毛は延期中/ウサギ2017/12/22 16:22


ウサギのフィー君は薄毛のままで冬至を迎えました。

幾分か冬用の毛に生えかわっているのか、それともまったく夏向きの薄い毛のままなのか、正確なことはわかりません。

 

手でさわれば柔らかい毛質なので、冬毛なのかなぁと思う反面、量が少なくてスカスカしているので、いつもの冬毛ではないような・・・そもそも、晩夏の頃からずっと同じ感触の毛を触っている気もしています。

 

ともあれ、いつもの防寒対策をしているので、ケージの中は常春っぽい温度で、今のところ寒くはないはず、風邪をひくことはないでしょう。

 

ただ、ウサギの年中行事の換毛が・・・延期? ちょっと寂しいかな。

 

確かに老いは進行中です。

夏の頃に比べても、朝夕のおねだりタイムで後ろ足で立たった時、よろめいたり転んだりするのがすでに日常的になっていて、ウサギの中で流れる時間の素早さに「ふぅ」とため息が…。


高齢ウサギ用のサプリメントをあげながら、なるべく現状が維持できるように気を使っているので、きっと体力的にガクンと一気に落ち込むことはない、と願います。

 

それにあと数ヶ月で7歳なので、ところどころ弱ってくるのは当然といえば当然。

今冬を越えて無事に7歳を迎えたら、次に目指すは8歳、フィー君にはこのままがんばっていただきましょう。

 

ところで世間の室内飼いウサギの寿命は、最長で1012年あたりのようですが、平均寿命はその大体その半部(5〜6年)程度の様子。

手元にある飼育書でも寿命については同上なので、実際に平均を超えた今年からは世話の仕方も変わりました。それまで通りではスムーズにいかないことが増えたからかな。

 

特にげっ歯類でやってしまう不注意の好例は、歯のトラブルを見過ごすこと〜。

食べる量が減った→でも見た目は元気で毛もキレイ→大丈夫だろう・・・気づいたら痩せただけではなく栄養不良で体力をガクンと落としてしまう恐ろしいパターンです。

問題に早く気付いて処置ができればそれなりのレベルまで持ち直せますが、すでに病気があったり、老体だったりすると、注意が足りなかったこと後悔するのですよねぇ。

 

あと、よくあるのが腎臓の機能の低下。

加齢でじわじわ腎臓の “こしとる能力” も落ちるので、吸収されていたはずの栄養も排出されてしまって、これがまた痩せて足腰が弱まる一因にもなるわけです。

栄養価をあげても若いときみたいに吸収しない、なので「是是をやっているから大丈夫」ということがなくなってきますね。


とまぁ、可愛がり、世話をするにしても、ストレスサインに気をつけながらの日々になっていますが、このような気難しい話しばかりでもありません。

今でもウサギのフィー君は、短い時間なら “褒めダンス” を踊ってれる(踊らされる)し、首や尻をふってクルリと回る様子は楽しげです。

このウサギ風の喜びの発散も健康法のひとつなのでしょうね。


実は、ウサギを育ててみようと思ったキッカケが、このウサギのダンスを見たからでした。

昔、近所に住んでいた数羽の捨てウサギたちが、冬を終える頃に踊りだして、これが夜行性だけに夜の街灯の下でヒラヒラ舞って素晴らしかったのですね。

あのウサギの童謡は嘘ではないとうなずきましたが、 歌詞にあるウサギのステップの表現 ”たらったらったらった” は個人的には微妙に違うような・・・受け止め方は色々です。

 

参考までに愛兎の “褒めダンス” についてひとつ。

愛兎(♂:去勢していません)   は若ウサギの頃から「ひゃっほぅ♪スゴイね〜ヤッタね〜」と謎のおやはしトークでホイホイ盛り上げると、首と尻を振り振りしながら跳ねたり、踊りながら走ったり止まったりして、ウサギのダンスを踊ります。

その様子は、昔夜道で2羽のウサギが踊っていたワクワクさせられるダンスと似ています。

踊っては小休止して、また踊って・・・ウサギのダンスはなかなか素敵ですね。

確かに最近の愛兎はトシをとったせいか、すぐに疲れてしまいますし、以前のように高く跳ねることはなくなりました。

それでも頭と尻を振ってクルクル踊っていて、きっとハートは現役なのでしょう。

給水中:給水器から水を飲むウサギは等しく一様にめちゃカワイイ。