ヤマアジサイの季節#2/藍姫、斑入り甘茶、伊予白、白富士2019/06/07 13:09

ヤマアジサイのアイヒメ(藍姫)です。藍色や青色がキレイです。

庭のヤマアジサイの中では開花が早いほうで、5月の半ばすぎにはシーズンが始まり、そろそろ終わりかけとはいえ、今なお長く花を楽しませてくれています。

日本画に使う岩絵の具を思い出させるような色ですよね。昔の浴衣にも使われていたような、なつかしい青色。アイヒメ、名前はかわいいけれど実物シブいです。


こちらは斑入りのアマチャ(斑入り甘茶)です。
アイヒメと同じように早くから花のシーズンが始まり、あとしばらく花の色形が移っていく様子を楽しむことができそうです。

色が変わり、しべが開いてさらに雰囲気が変化した状態がこちら。

定点観測で同じ花を見ていると、微妙に移ろっていく様子がよくわかりますね。

この斑入りアマチャは、葉っぱの斑が独特で魅力的。

たいてい斑入りというと、少しばかりうるさい感じになることが多々ありますが、このアマチャの葉は、絞り模様みたいなシュワシュワ感があるからか、いい具合にぼやけて印象がやさしくなっています。なので飽きないし、葉っぱだけのときでも結構イケてます。

全体が小ぶりなヤマアジサイの中では、このアマチャはどちらかというと大柄なほうですが、半日陰の目立つところに植えて、シェードガーデンのシンポル的存在にするならほどよい大きさだと思います。

(常緑だったら美味しそうな葉でシェードガーデンを年中可愛らしくしてくれるだろうに…)

 

イヨシロ(伊予白)です。今年も柔らかな白色で開花中。

小ぶりなポチッとした花が、地味ながらもポチポチと咲くのですが、これがなかなかラブリーだったりします。

もしかすると、見慣れない人には変わったアジサイに見えるかもしれませんね、まだ咲きかけで本気じゃない……みたいな感じで。

このイヨシロは枯れるまでずっとソフトな白色のままです。

 

シロフジ(白富士)です。同じ白色でも明瞭で濃い白。

雨の日はとくに、白富士の冴え冴えとした白花は浮き立って見えるので、これは雨の庭には欠かせない存在だよなぁ〜と毎度のように思います。

伊予白と同じく花色は変化せずずっと真っ白なまま、枯れるまで咲き続けます。


早くも1年の半分が過ぎ、いつの間にか雨の季節になりました。

梅雨は水が好きな植物たちがイキイキとしてくるので、雨の庭が楽しくなりますね。