ユリの季節2019/06/28 14:30

近所のところどころでヤマユリが咲いているのを見かけるようになりました。

いよいよヤマユリの咲く暑い夏が到来したようです。

近隣では、昔にくらべるとヤマユリは随分減っていると聞きますが、たいていのヤマユリは山の斜面や崖の上からこちらを見下ろすように咲いていることが多いので、今の時期のお散歩は目線を高めに……すると、ば〜んと大きなヤマユリが頭上で花開いていたりします。

ちなみに、庭のヤマユリはまだ咲いていません。生き残ったオリエンタルリリーも今ちょうどツボミが膨らんでいる最中で、それ以外のユリは庭のどこかへ消えた模様。

球根が痛んだか食害にあったか、結局、庭で消えることなく生息し続けるユリは、テッポウユリばかり。

……ということで、昨年スカシユリのハイブリッドタイプの球根を植え込んでみましたが、いつまで球根が生き続けてくれるか、これからが楽しみです。たぶんスカシユリの仲間なら大丈夫……。

こちらが少し前に花のシーズンが終わったスカシユリで、上から順番に、花が次第に増えていった様子をUPいします。


このスカシユリはひとつひとつの花の期間が長めでしたので、期待以上の華やかさになりました。今は来年のための花がら摘みやお礼肥をしているところです。


うまくいったかどうかはさておき、この何年間かいろいろなユリを試して、それぞれの良さや個性を存分に楽しめました。なので今後は1〜2年草の感覚で、庭の空白を埋めたくなったときに植えることにしようと思いました。

でなくても、テッポウユリが方々で次々に咲くので、コレでじゅうぶんだよなぁとしみじみ思う昨今。


球根花の仲間たち……関心するほど殖えるものもいれば、いつの間にか消えてゆくもの、ときには植えたきり芽吹くことすらない球根もいて、球根花も奥が深くて中には扱いが難しいものもいるのですね。

おかげで、ヒヤシンスのノリ→昔の小学生の水栽培キットで簡単に育つという子ども時代の先入観は完全に捨て去られました。(球根を育てているのではなく花を咲かせているだけ)

ですが、なぜか最近、あの水栽培を◯十年ぶりにやってみたくなっています。あれはあれで楽しかったので……。

お話しついでに、こちらはヘメロカリス。一日花で、ひとつずつ咲いてはしぼみ、咲いてはしぼみしています。1週間くらい前から咲き始めました。

ヘメロカリスは、植えた当初は3種類あったのですが、今は生き残った1種類のみになっています。この花、来年も見られるかどうか?

とはいえヘメロカリスは覚えている限りで、最低4〜5年は楽しめていますので、かりに今年の花で最後になったとしても、じゅうぶん満足しています。

食用の球根なので、いっそ掘り起こして食べちゃおうかな? そのためには、花後にじっくり球根を育てなければなりませんよね、たぶん。