水の上に咲く/姫スイレン ― 2015/08/04 19:47
水辺で咲く花が次々と咲いていますね。
赤ヒレ(コッピー)がいる水瓶のアナカリスは、例年より遅めとはいえ、梅雨明け頃からほぼ毎日花が咲いています。
暑さで水温がのべつ高めになると、水中の水草や浮き草は猛スピードで増えるので、お魚がいる水槽や水瓶では、適当に間引く日々が続いています。
アマゾンフロッグピットやホテイアオイのような浮き草だと、水中に長い根を伸ばしながら増えつつ、水面を覆い尽くすので、水をきれいにしてくれる反面、放っておくと水中が真っ暗になっちゃいますしね。
この時期は、水辺の草花もすぐに鬱蒼とするので、水中に生きものがいる場合、水生植物たちの手入れを怠れません。
(特に屋外は)
さて、同じ水辺の植物でも、コツが掴めず、なかなかうまくいかないのが、スイレンやハスの花。
今年やっと、とりあえず咲かせることができたよ〜ってのが、今日のお話です。
ちなみに、スイレレンの花の1輪目が咲いたのは、ほぼ1週間ほど前で、今日明日のうちに2輪目の花も咲ききって散ってしまうでしょう。
スイレンは6年前に、小さめの青い花が咲くスイレンを購入したのが最初。
その時は、日照不足と余計な手入れが災いして、花が咲く手前で痛んだようになり、水上部分が枯れてしまいました。
翌年、生き残ったかもしれない根から、新しく芽が吹くのを待ちましたが、待てど暮らせど、芽吹くことはありませんでした。
スイレンってのは、枯れかけの葉を取り除くと、そこからばい菌が入って、根元まで完全に腐ってしまう場合があると知りました。
その翌年、気を取り直して2度目のアタック。
さらに小さな種類のハス(茶碗ハス)の苗を、より日当たりの良い場所で育てましたが、水深の調整がうまくいっていなかったのか、葉っぱばかりで終了。
翌年、生き残ったレンコン(根)から芽吹くのを待って、その甲斐あって何枚か葉が出たものの、結局、途中で弱ってダメになってしまいました。
たぶん、土がもっと必要だったのではないかと思います・・・。
その翌年(昨年)は、スイレンの種を購入。
2個入りの種のうち、1つが発芽しましたが、これも、途中でなぜかダメになってしまいました・・・。
で、今年はもう、スイレンは諦めようと思っていました。
そこに、園芸センターのバーゲンセールのハガキが届き・・・ひそかに敗者復活戦を開始。スイレンも3割引セールやっているよって書いてあるから、ツボミがついたヒメスイレンを2種類、購入してみました。
(スイレンとネームタグには書いてありましたが、葉っぱからしてハスなんじゃないかな?)
で、「今度こそ」と、日当たりサイコーの場所にスイレン鉢を置いて、すでについていたツボミが開くのを待っていました。
生産者の方がつけてくださったツボミを咲かせられれば、とりあえず合格、みたいな・・・。
ところが、その期待のツボミもまた、全部シワシワと枯れてしまいまして、気分はもうクサクサ&ジメジメ、不合格っていうより不適格って言われた感じ。
これはもう、スイレンやらハスやらと相性が合わないことを証明するための、”負け戦”だったのだ、と諦めて、丸い葉っぱだけを眺める日々が続きました。
そこへきて、1鉢だけ、いきなりツボミが2つもついている・・・。
恐る恐る、今度は何が起きるのかと、成り行きを見守っていました。
というのも、一緒に購入した、もうひと株の方のスイレン鉢は、相変わらず葉っぱばかりで、ツボミが出てきそうな気配がないワケで。
ただ、片方の鉢が咲きそうになったおかげで、ツボミがつきそうにない方の鉢は、いつの間にか、木の陰に入りやすい位置になっていたと気がつけました。
なので、遅まきながら、直射日光が降り注ぐ位置にずらしたところ。今年の花は無理でも、日光をたくさん浴びておくほうが、いいに違いない〜。
また来年も咲かせられると、いいな。
(ハスと一緒に植えているのは斑入りのヨシ/ヨシとハスはそれぞれパーティションで分けて植えています)
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