モクセイがゆるやかに/オスマンサス2017/03/23 18:54

漂う香りも、花が次第に開花して増えてゆく様子も、とてもゆるやかな春のモクセイ、オスマンサス。(オスマンサス・デラバイ)

鉢植えの状態で丸々1年が経過したところですが、成長もまたゆるやかなようで、どう見てもたいして背丈が伸びておりません。

どうやら地植えにできるサイズになるまで長くかかりそうで、昨年、手に入れた苗木が高さ15センチほどの小さなサイズだったので、このぶんだとまだ当分は鉢植えです。


理想では、常緑のモクセイなので、目隠しのために庭のある方角に植えられるといいなーと考えておりました。

けれども1年経ってみて、どうしてもオスマンサスで空いた生垣を埋めたい、と思うのなら、それなりに大きく育った苗木を手に入れるほうが賢明、というとがわかりました。

 

つくづく、庭の現状や条件に合いそうな木を選ぶことも、いい具合に木や草花を配置してゆくことも、当たり前とはいえ一朝一夕にいかないものだと思うこの頃です。

 

たとえば、今春は2本のノリウツギのうちの1本について、「ここの土地に合わない」ということをやっと受け入れる気になって、先日思い切って処分したところでした。


ちなみに、その問題のノリウツギは、根付いても咲き方が見苦しいままで、枝の張り具合も悪くて扱いにさに困っておりました。しかも花色が途中で白から赤系に変化するはずが、常に高い気温が原因らしくて、花色の変わる気配もないまま・・・って、それ以前に咲き方が汚かったのでどうしようもなかったのですが。

 

このノリウツギの一件のように、同じ種類の木でも、育ててみると露骨に環境条件が違う場合もあるわけです。

どう頑張っても咲ききれないノリウツギは残念な結末を迎えまして、「最初からわかっていれば・・・ゴメンよ」と思いつつも、試行錯誤は何かの役に立つわけですから、これも勉強のうちでしょう。

 

それにしても、木となると結論が出せるまでに何年かかかりますね。

こうして知識が足りないぶん、我がDIYガーデンは、終わりのないオセロのように強制的に振り出しに戻るという、”人にも植物にも厳しいスパルタ式”を続けているのでございます。

 

ということで、1年経って春咲きのモクセイについてわかったことは、激・スロー、強健、花が可憐、ということでした。