梅雨らしくない色で/エキナセア2015/06/15 20:39

ヒマワリのようにのびのびとして力強そうな、獅子みたいな花が、暑い季節に庭にあったらな〜と思って植えたのが、いろんな色のエキナセアたち。

真っ先に咲いたのが、上の写真のオレンジ色のもので、下の濃いピンク系のものは一輪目が咲いたばかりのところです。

 

外国からやってきた花だけあって、古来の日本の梅雨の野山には、あまり見られない色や雰囲気のものもいますね。

白やオレンジ系は、周りの景色に溶け込んでいますが、ピンク系は濃い色のものだと、なかなかのインパクト。

庭の雰囲気に、ちょっと合わないな〜って感じる色もありますが、そう思うのも、この梅雨の時期の間だけに違いない。

 

異国の古い信仰では、この植物は薬草に使われていたそうですが、薬になるくらい、かなり強い植物ではないかと予想しています。

というのも、いつぞやの晩秋、庭の不安定な木に添え木をしてもらった時に、作業をしてくださった方が、あるエキナセアの苗(白花)が生えている場所に、杭を打ち込んでしまわれまして……。

 

不運に見舞われたそのエキナセアは、株の3分の2以上が、杭の先端と一緒に、地中の奥深くへとめり込んでいったのでした。

そのまま冬に突入し、さらにその年の大雪で、雪の下敷きになる期間があったので、かろうじて残った部分も、生きられそうにない感じに。

 

けれど不死草なのかエキナセア、季節が良くなると、まるで麦踏みで踏まれた麦のように、驚愕の復活を果たしたのでした。

 

以後も、見事なたくましさでもって、縦にも横にも大きく育ち、現在に至っています。