夏のコスモス/コレオプシス ― 2015/06/18 20:17
2日前から、コレオプシスが咲き始めました。
そこそこ日当たりのいい、風がよく通る場所に地植えにしていて、大体50センチくらいの高さのところに、花を咲かせます。
これまでの印象では、暑さにも寒さにも強い様子で、写真では細く華奢に見えますが、実物は一株でもじゅうぶんに存在感があります。
これから秋口まで、花が咲いてくれるでしょう。
この花が咲くと、かつて園芸センターに一緒に出かけていた、花友(ハナトモ)との沈黙の戦いを思い出します。
出来上がる庭の雰囲気は全く違う、けれども、好みの草花の傾向が似ている人間同士が、最後のひと鉢や、最良の一株を巡って、出し抜き合戦をしていた頃の戦利品がこの花なのでした。
花の戦記をお話しますと、ちょうど一輪だけ花が咲いていたこの花は、売れ残った最後の1ポットだったらしく、しかも株がしっかりしていて、さらには赤札セール中でした。
ハナトモ同士、同じ花に、同時に視線が釘付けになってしまって、譲るか譲らないか、いつも無言の押し問答。
といっても、ものすごく欲しいというよりは、こんなのがひとつ、庭にあったらいいな〜という、軽めの欲望の小競り合い程度ですけれどね。
それに、ハナトモの花バトルに勝って、欲しい草木を手に入れた方は、育てて株分けをするとか、挿し木で増やすとか、後でお返しをするという暗黙のルールも出来上がっていましたし。
沈黙で戦ったり和解したり、草花で関係がつながると、やり方も草花のようになるのでしょう。これが、高級希少な蘭とかで、育てるのも難しいとなると、そうもいかないような気がしますが。
ところで、この花は付属のネームプレートが無く、売り場の札に書いてあったカタカナ名も忘れてしまって、しばらくの間、名前がわかりませんでした。
売り場で、欲しい花をかっさらうことばかりに夢中になっていたせいで、後から思い出せたカタカナは「コプレ?」。
それ以後、名前がわからなくなりそうな花は、その場でケータイにメモを残すようにしたのでした。
名前がわからない時、検索でよく使うのは、咲く季節と植物のカテゴリー(例;6月に咲く菊)で、名前までたどり着く方法。
そのせいか、花が咲かない、葉っぱだけの名無し植物は、流通がない場合は名前不明のままになってしまいます。
画像検索ができるようにすれば、もっと草花の名前探しもラクになるのでしょうね?
ということで、コスモスみたいに淡くて薄い佇まいの、コレオプシス(スノーベリー)、暑い季節に涼しい感じがして、いいですね。
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