マルバノキに花 ― 2016/11/16 18:58
そんな中で、赤いヒトデ風の小花を、あちらこちらにくっつけるようにして咲かせたので、撮影してみました。
毎度、この花の赤い色にカメラが反応できず、違うところに焦点を合わせ続けるので、とりあえずなんとか撮れたものを載せてみます。
咲き方はポツリポツリではあるものの、それなりに花をつけてくれました。
個人的には、乾燥した “目玉オヤジ”残骸” みたいだな〜と思います。(目玉オヤジ→鬼太郎の父) 具体的な説明を付け加えると、目玉オヤジが乾燥して白い部分が消えてなくなったら、赤茶色のヨレヨレ虹彩が残った、という感じです。
ちなみに、このマルバノキが、もっと生育条件に適った場所に植えられているなら、枝にずらずらと並ぶような感じで、赤々とマンサク系の花が咲くはずです。
なので、写真のような “乾燥目玉オヤジ” とか “干物ヒトデ” みたいな印象にはならないと思います。(まばらに咲くと一個だけが目立って異形)
さて、このマルバノキには驚愕の復活を果たしたという、まばゆい歴史がございます。
それは何年か前のこと。
ある日、突如として、みるみる枝も葉っぱもダメになりはじめて、もはやこれまでかというところまで枯れ込んだことがありました。
肥沃な土を好む雑木、ということなので、有機肥料が原因とは考えにくかったものの、思い当たるのは肥料焼けぐらいでしたので、とりあえず栄養成分を土から取り除きました。
それでも、枯れ込みがストップする気配はなく、ハート型のラブリーな葉は異様なまだら模様になって落下していき、枝は黒ずんで次々と枯れていったのでした。
そして、もはや全滅かと見守っていると、ギリギリのところで枯れ込みがストップ。
その後、わずかに生き残った部分から淡々と復活をはじめたのでした。
今となっては、まるで何事もなかったように元に戻っていて、その復元力から、“強い木” と信じてみたい気持ちにかられることしばしばです。
でも、あの謎の一件以来、かなりヒヤヒヤしながら管理していて、あんがい気難しい木じゃなかろうかと疑ってかかっているのでした。(枯れ込みの原因はいまでも不明)
いつか、マルバノキへの嫌疑が晴れる日が来るのを待ち望みつつ・・・。
というわけで、今年も花を咲かせながら、落葉もはじめたマルバノキ・・・何事もなく無事に1年を終えてくれて、ホッとしています。
最近のコメント