それラグジュアリー?/ラグドール ― 2017/08/01 19:36
オーブンで蒸されているかのような暑さが和らいだと思ったら、今日は気温が30度を切って昼頃から体も気分も少しラクに。そう思っていたら、空からボタボタと大粒の雨が降ってきて夕立の後のような居心地になりました。
そのおかげで、ようやくお気に入りの場所でくつろげるようになったらしいダン君。
発掘して間もない新しい隠れ家も、今日ぐらいの暑さならゆっくりしていられるようで、何が楽しいのか、しばらくこの物陰で久々の座り込みをしていました。
この物陰は、ある日の掃除中、ソファとソファカバーの間にたまたまできた空間でした。
“暗くて狭い”に猫センサーは素早く反応、サッとその空間に入り込んでマッタリ占拠活動をしていたので、それ以来カバーのセットの仕方も変えています。
カメラの調整をゆるくして実際の暗い感じに近づいたのがコレ↓
以前、“ダン君はすっかり中古のソファがお気に入り”とお話したことがありますが、余すところなくこのソファをいちばん使い倒しているのは、猫ではないかと思われるほどの愛用ぶりです。
というのも、ソファは格好の遊び場で、昼寝やくつろぐ場所でもあり、新たに隠れ家にもなったのですから、これは猫タワーの代役を果たしている模様。
で、この後また別のお気に入りのマットがある場所まで移動してごろ寝を楽しみ、そのままこのマットの上でヒグラシの声を聞きながら日暮れを迎えました。
こちらとしては、フローリングの冷えた場所に横たわっているほうが、視覚的に涼しげでいいのですが。(我慢大会やっているみたいな暑苦しさを感じる)
ともあれ、およそ1ヶ月ほど前から続いている真夏のような日々に、さすがのダン君も少しずつ消耗しはじめているのか、この1週間はチンチラのケージがある涼しい部屋で昼間も過ごすようになりました。
チンチラとは猫の一種ではなく、こちらのげっ歯動物のほうのチンチラです。
さて、日中遊ばなくなったかわりに、深夜になって少しばかり気温が下がってからが本番。
なんといっても夏のいいところは、家の中に出没するムシの量が格段に増えること(猫的に)
真夜中は家中が狩りごっこの舞台で、ほぼ毎夜のごとくゴキ取り締まりのパトロールを行い、今年は高成績をあげています。
他にも、時々子供のムカデ相手に危険な遊戯を行い、益虫のクモやヤモリは動かなくなるまで相手をしようという勢い。それで、こちらもクモやヤモリを見かけたら「早くお逃げなさい」と極力外に逃がしている次第です。
ただしなぜかゴキに限っては、ピカピカの亡き骸を寝ている飼い主のところまで運んでくるので、肝を冷やしています。
ゴキが平気な家族の報告によると、「(死骸の)体に穴もあいていない、手足も揃っている、どんな凄い必殺技なのだ?」とのこと。
きっとダン君にとってゴキは、他の生きものと違ってGETするに価する特別な獲物なのでしょう……が、そのゴキ風味に染まった口で、明け方に飼い主の顔をジャリジャリなめつつ猫的充足感にひたってくれるのには閉口します。
というのも、「アレはゴキ風味の舌でジャリジャリやられたのだ」と気づくのは、朝になって死骸を発見してからのこと、すでに猫的時効が成立している頃で……。
どのみち現行犯だったとしても、猫の周囲には『偉いね凄いね』と言わねばならない空気が漂っているはずです。これはもう、飼い主の何かを鍛えるための夏季強化合宿? 愛猫にサプライズで”ゴキづくし”をお土産にもらったとしても、一切動じない、不動の精神心を養える可能性がでてきました。
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