モグラ一家におまかせ2014/11/18 13:05

写真は、落葉したモミジが降り積もっている様子です。

街路の桜並木も、この頃は落葉の勢いが加速しましたから、景色が冬になるのももうすぐです。

隣家の庭の大木群から、大量の落ち葉が風に流されて、こちらの庭へ降り積もり続けています。
毎年、たくさんの枯れ葉たちは、先日ヒルが出現した万年日陰の小さな国有地に降り積もって、少し時間がたつといい具合の腐葉土に変身しています。

落ち葉/湿り気/地中の虫と微生物/ それなりに良い加減に循環している様子で、特に腐葉土が天然醸造される一角は、適度に放置するとホクホクした土ができ上がります。
福々しいですね。
時々、土をいただくこともあります。

うちの庭の小さな常緑の木々では、落ち葉の雨は実現不能なことですから、隣家の雑木&大木がありがたいです。

ところで先週末、ヒルが出現してショックを受けましたが、よく考えると、うちの庭&国有地には、モグラ一族が住んでいるのでございます。
ヒルがいた場所は、モグラ対策がスムーズにいっているエリアで、あまりアクションを加えたくないというのが本音でしたから調度よかったです。

モグラと我が家の人間との共生バランスは、なんとなく出来上がったものでした。
庭を荒らされていた頃、花壇にぽっかりと開いたモグラの坑道に濃厚赤唐辛子エキスを流し込んだり、主食?のミミズが特定の場所に増えるようにしたりして、場渡り的に手を尽くしてきたのでございます。

その結果、モグラが国有地を拠点にするように仕向けられ、人間はモグラのエリアを踏みしだかないようになり、モグラが庭で騒ぐことは減っています。

本当の理由は知りませんが、そうなりました。

ちなみに、モグラ活動地帯の土は、ふかふかしています。なので、国有地側は全体的にふかふかな部分が多いです。人間が雑草を抜くための足場を、ちょこちょこ浮き島のように作っていますが、日がたつにつれて、この浮き島が土の中に沈んでいくようなやわらかさです。

なので日陰とはいっても、養分に富んでいて、草花がよく育ちます。

それにしても、モグラ一族の掘削作業はなかなかのもので、土が地下で移動しますから、庭の色々な場所の土が減っていって陥没したりします。
以前、カーポートの柱の付近に坑道を掘られたおかげで、カーポートが土台ごと、あれよあれよと傾いてしまったこともありました。
おかげで、カーポートのコンクリート土台の作り込みが弱かったことが判明して、50センチ四方の頑丈な土台に作り替えました。
モグラさん、かつてマネーピット的存在でした。

モグラが地中から出入りする穴の周辺は、今でも季節になると謎のキノコがみっしり育ち、何かのタネや正体不明の物体達が捨てられ、時には異臭もいたします。
まるでモグラの歓楽街のよう。人が見ていない時、そこで何が起きているのでしょう?

今では、このモグラの出入り口の穴は、ほとんどが国有地側に空いています。このモグラ対策は、我が家にとっては災害対策になりますし、庭にとっては腐葉土醸造所になります。
今度はヒルも食べてくれる、はずですね。

さあモグラ、ヒルお食べ。

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