十月桜が秋模様2015/10/19 18:42

十月桜が少し前から咲き始めました。

今秋、一番最初に咲いた花は、今日ハラハラと散りましたが、十月桜の秋の花は、これからが本番です。

次から次へと、咲いては散り咲いては散りしながら、冬を迎えるまで静かに咲き続けるのでしょうね。

 

実は昨日、伊勢原市は大山へ登山に出かけまして、その折に、ケーブルカーの駅のそばに、十月桜らしき木立群が小花をつけていたので、こちらの十月桜も写真に撮りました。

と言っても、ホームから離れたところに木立があったので、プチ望遠レンズではこれが精一杯でした。

樹木がひしめき合う山の中に生えていた場合だと、この木は少し目立たない感じがしなくもありませんが、少し開けた場所に何本かまとまって生えていると、淡い桃色の花が目を引きますね。

 

それに、春と秋の年に2回咲く花のうち、秋に咲く花は静かで小さめだから、季節感が味わえます。

逆に、春に咲く大きめの花は、季節にぴったり合っていて、周りの生きものも賑やかになる頃には調度いい華やかさ、という風に、十月桜は季節の趣きを堪能できる、情緒的な花木でございます。

 

で、我が家の小さな十月桜の、スイと伸びる枝についた花を眺めていたら、今春アクシデントで長めの枝が1本&2分の1本、折れてしまったのを、ふと思い出しました。

盆栽風だけに、ただでさえ少ない枝が1本半も折れたのは、大きな痛手だったんだと、今になって痛感。

 

まだ周辺の紅葉はすすんでいないにしても、秋も半ばになって、周囲の静けさが増し始めると、おとなしい十月桜には枝が多い方がいいなぁ〜と、否が応でも気づかされました。

(春先に枝が折れた当初はあまり気にしていなかった)

そうなると、花への欲望がフツフツと湧いてきて、どこからか枝がニョキニョキ出てきてはくれまいかと、小さな十月桜にヘビーな期待をかけたくもなったのでした。

 

とまあ、大山で見た十月桜を見て、思うところがたくさんありましたが、何事も楽しみよう、このままでじゅうぶんヨシといたしましょう。

 

せっかくなので、大山ケーブルカーの中から眼下に広がる風景を2つ。



個人の主観的な感想ですが、ここで飲める水(大山阿夫利神社下社の奥)もまた、とても喉ごしの良い美味しいお水で、近辺で食べられる豆腐は、京都の豆腐に肩を並べられるウマさではなかろうかと。 


ということで、今年の紅葉狩りは、ごくごく近所のこの山にまた登って、帰りに国定公園内で豆腐とお酒を堪能っ、コレで決まりかな〜と思っているところです。


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