ストロベリーツリーの出番がきた ― 2015/11/02 16:45
もはや、セーターを着込んで毛布をかぶり、じっと丸まっていたい気分。
そんな中でも、雨が小止みになると、ヒヨや様々な野鳥たちは賑やかな声で啼き交わしていますし、リス(外来種)も木の上をヒョイヒョイ走り回っています。
動物たちは異様なくらいに元気ですね〜。
今は収穫の季節だからかな、休んでいられないのでしょう。
昨日撮影したストロベリーツリーの木には、これから咲く花と、すでに咲いて花の色が変わっているさいちゅうのものと、黄や青、赤と、熟れ具合が違う色とりどりの実がなっていました。
見た目では、赤い実はあと少し待つほうが、美味しくなるかな〜という感じで、昨日の時点では、木に赤い実の大部分が残っていました。
ところが今朝、雨の庭に出てみると、熟れた実はすでに鳥についばまれているか、形が壊れたまま木についているものが少し残っているくらい。
それも、夕方になる頃には、すべての赤い実は鳥に狙われ、食べ尽くされていました。
トリ、凄い。
寒さで食欲が増したのでしょうか? 毎度のこととはいえ、よく実の売れ具合を見張っているな〜って感心いたします。
そんな今年は、昨年よりもたくさんの実をつけそうな気配がしていますので、これからしばらくの間、庭の周辺では、野鳥の小競り合いと啼き声で騒々しくなりそうです。
それにしても、鳥にとってよほど美味しい実らしくて、完全に熟れる前に食べられてしまいますので、先を越されっぱなしです。
なので、この木の実を一粒も食べたことがありませんし、今年も不戦敗かな〜って思っているところ。
赤い実はどんな味なのか、あちらこちらの “味リポート” から想像する限りだと、淡い甘さとほのかな酸味を感じさせる味・・・ようは、そのままでは食欲をそそらない味のようですね。(ジャム向き)
なので、大して野鳥と競う気になれないし、どうぞ完食してくださいって感じで、実はただの観賞用。
こちらは、花の様子を斜め下から撮ったもの。
同じツツジの仲間のアセビの花に似ていますが、ストロベリーツリーの花の形のほうが、スズランみたいでかわいらしい印象だと思います。
この先、立冬を過ぎて冬になっても、ずっと緑色の葉が茂っていて、さらにこれからは、色とりどりの丸い実が、どんどんなり続けます。
この木にとって、一年のうちで今がもっとも存在感が増す時期で、見ているこちらを陽気な気分にしてくれます。
夏の盛りの頃に抱いた、鬱陶しくも暑苦しいというこの木への思いを、今はすっかり忘れ去っていますし。
たぶん、この木の葉っぱの真緑というのか、濃厚な ”ど緑色” と、太くてザックリした編み目模様のような木の幹は、夏はしつこく、冬は暖かく感じられるのでしょう。
(これは個人的な感覚で絶対ではありません〜)
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