次々とユリが開花中/マルコポーロとノバゼンブラ2018/07/03 15:56

今年も大輪のユリが咲きはじめました。

すでに庭のヤマユリは咲き終わっておりまして、うかうかしている間に花も終わり写真に撮り損ねてしまいました。

なのでオリエンタルリリーは忘れないように、気にかけておりまして、なんとか大きく開いている様子を撮ることができました。

咲いた順番はいつも通りで、マルコポーロが一番乗り。

今回は早々からユリを好むの虫にとりつかれたらしく、途中でツボミが幾つかダメになってしまったので花の少ない年になりました。しかも最後にはキクイムシの仲間にでもやられたのか、根っこ付近が何者かにカジられ、まるで木を切ったみたいにバタリと倒れてしまいました。

まぁ花はほぼ終わっていたので、また来年に期待しましょう。

 

次に咲いたのはカサブランカ(ノバゼンブラ)。

その時々の気分によるのかもしれませんが、今年はこの真っ白のノバゼンブラが一番ステキだなぁと感じました。

 

青い花がいいとき、白い花がいいとき、ピンクの花がいいとき、たまにナンバーワンに選ぶ花が変わることってありますよね。

 

この白い大輪のユリが咲き始めたところで、花の少なかったマルコポーロは強制終了的に終わってしまったわけ、で、三番目に咲くはずのピンクカサブランカはまだこれから……なので、庭のあっちで “とつん” こっちで “とつん” という具合に、大きなユリが一本ずつ順番に噴き出すように咲いているのですが、背丈も花も大きく存在感があるので1本だけでもじゅうぶんです。

あとは、年々花の数が増えると華やかさが増すはず、球根が育つのを待つばかりです。

 

せっかくなので、咲き始めたばかりのヒメヒオウギスイセンもひとつ。

どうやって運ばれてきたのか? 時々大雨で土砂が流れ込んでくる場所に生えだしたので、恐らく土砂に種か球根か混じっていたのでしょう。

とにかくこの球根は、放っておけばドンジャラ倍々といわんばかりに増えまくる強健さ。しかも増えすぎると鬱蒼としてくるばかりか、葉の色がくすんで清潔感がなくなってくるので、ガンガン半分以下に間引いてスッキリさせながら管理してあげると可憐な感じに仕上がります。

夏に咲く花の中では、ある意味扱いやすくてアレンジしやすいので、花の少なくなる時期に便利です。

さらに凄いな〜と思う点は、流れ込む土砂に埋まってしまって勢いをなくす植物がある中で、土砂をものともせずに繁栄を続けている点。安定しない場所で可愛らしい花を咲かせてくれるのはありがたいですね。