調査地の下調べにGO ― 2017/07/17 19:19
昨日今日の湘南は、重くて湿度をたっぷり含んだ、白くかすんだ空気の層に包まれました。
その層の向こう側から太陽が照りつけていたからか、モウモウとした熱さに感じられました。
こちらは藤沢のマリーナから撮影した、昨日の江ノ島の様子です。
太陽がある日の昼とは思えないほど、海も陸地も真っ白けっけでございました。
そして今朝も空気は白くもやっていましたが、昨日よりもほんの少しだけ暑さも日差しもマシな感じでしたので、河川の水質調査のための調査地を探しに出かけることにしました。
早いですね、もう川のボランティア調査の季節の始まりです。
毎回、調査の候補地を探すのはひと仕事です。
実際の調査に入るには、その前に必要な申請をしなければならないルールがあるので、調査対象の河川のモニタリングの候補地まで出かけていって、川に降りて調査できそうかどうか確かめておきます。できそうな場合はその場所の座標も調べておいて、申請がスムーズにいくように準備です。
というのも、多くの河川は護岸をコンクリーとや塀で補強されたり囲まれたり、そうでなければ両岸は山あいの切り立った崖だったりして、川って降りられない場所のほうが多かったりしますので・・・。
おかげで、水質調査のボランティに参加していらい、すっかり川を見る目つきがギラギラするようなりまして、以前よりも川は身近な存在になっています。
いちおう、今日は目星をつけておいた候補地近辺をトコトコ歩き回って、実際に川まで降りて調査ができる場所かどうか、確認して回りました。
残念だったのは、今年こそは第一候補にと考えていた沢が、カラ梅雨の影響で渇水していて完全に涸れ沢になっていたこと。
水が涸れていてはサンプルの採取ができませんので、候補地から外すしかありませんでした。
だいたい3時間ほど登ったり降りたりして、候補地をすべてのチェックを終えることができまして、とてもいい運動になりました。
こちらの写真は少し前のブログで話題にしていたヤマユリです。
今がちょうど花のピークだった様子で、険しい崖を華やかに飾るように咲いていたので、崖からこちらを見下ろす様子を撮ってみました。
こちらは少し低いところで風にユラユラ揺れながら咲いていた若いユリを、蝶々ごと撮ったもの。ゴージャスな組み合わせですね。
候補地チェックは昼過ぎには済んでしまったので、名所にでも足を伸ばそうということで、温泉と名水を目指して1年ぶりに“ほうき杉”を再訪することにしました。
湧き水を飲めるかと期待しておりましたが、昨年と同じように水は止まったまま。
湧き水は諦めて、“ほうき杉”を眺めるためのデッキへ上がって、巨大な杉とその背後の遠景を楽しみました。
相変わらずカメラに入りきれない巨木です。
初めて見に来たらしきお客さんが、木のたもとをグルグル回りながら「入りきれない(カメラに)」とぼやいておられました。
確かに抜きん出て大きいので、どうしたものやら、巨大樹を発見した感激を伝える方法が見つからずに思案に暮れてしまいます。
樹齢2000年を超える杉はいつ見ても特別なムードを漂わせていて、なぜかここへ来ると元気になるから不思議です。
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