アニソドンティアに2つの自然の力がヒット2017/08/09 18:55

早朝、リビングのカーテンを開けると、昨日と比べて窓から見えるアニソドンティアの枝

葉の量が、何割増しにもなっておりました。

急に景色が変わったので何事かと思ってよく見れば、アニソドンティの主幹と言ってもいい最も大きな幹が、途中から90度に折れ曲がっていて、あらら〜。

先日の台風は、この界隈ではそれほど強く吹き抜けることはなかったので、折れるほどの風だったかなぁ?と首を傾げながらも、速攻で折れたところを片付けることにしました。

 

今やアニソドンティアの木の高さは3メートルに届くかという勢いで、横にもボウボウと無秩序に枝を広げ、枝をすいても見苦しさを保ったまま再び似たような枝を伸ばすばかり。

いったいどこに、どのように手を入れたらまとまりがつくのかわからず、そろそろ困りはじめていたところでした。

なので、自然に負けて折れたのならちょうどいい、こんなことでもなければ思い切りよくやれまいと、偶然訪れた手入れのチャンスを喜びました。

 

さて問題の木は、樹高の3分の2の高さでカクッと直角に折れておりました。違和感を禁じ得ない奇妙な折れ方で……。

 

太枝を切る優れもののラチェットも、折れた部分に近づくにつれてノコギリじゃなければ切れない太さになっていき、あの程度の風で太い幹が90度に曲がるかな?と疑念がわきました。

ともあれノコギリがいるとなると一仕事です。

早朝のうちに終わらせるのは無理か、と思い始めた時、実は木を折った主犯は虫だったということがわかりました。木くずの主は見ていませんが、どうやらキクイムシのようですね。

ということで、虫があけた穴の周囲にラチェットの歯をたてて切断。

よく観察すると、この木は、木を食害する虫以外にもいろんな種類の虫を寄せるらしく、虫の餌場になっているかのようでした。

 

ミツバチも、いつから涼しい早朝のうちに、この花の蜜を集めに来ていた様子で、切断作業は蜜集めの邪魔をしたようです。

ほぼ通年、花が咲いているので、蜜を好む昆虫には利のある木なのかもかな。

 

そんな今朝は、折れた部分の処理と合わせて、並行して重なって生える枝をいくつか切りましたが、“こうすれば整う”という見積もりができない木なのだと強調された気がいたしました。

 

葉陰は、夕暮れ時になるとこじゃれたデザインでカーテンに映るので、その点は捨てがたいです。(この陰模様がカーテンに映る↓/しかも常緑)

さらには、年初の寒い時期から淡々と花を咲かせ続けるところも魅力のひとつでしょう。

 

でも難点が多いのも事実。

 

とにかく、ここはかなり温暖な土地なので、植物によっては気候とマッチして、まるで「ここはジャングルか?」って言いたくなるような密林系の変貌を遂げるものも多いです。


そういうこともあって、一般に紹介されているアニソドンティアの性質にはないホットな特徴が発現しているのかもしれません。(樹高も標準より高すぎる)

 

このままでは、いずれ管理できなくなる日が来る可能性が高いので、もっと全体をコンパクトにする方法を見つけなければなりません。

今回の折れ曲がり事件は、大胆にやってみるいいキッカケになりましたので、思い切って仕立ててみようと思います。 三ツ手の葉っぱで、窓辺に陰を作り続けてほしいので……。



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