秋の和の花2017/10/04 18:51


青いホトトギスの花が次々と咲いています。

続々とつぼみが膨らんでいるので、もうしばらくこの小さな青い花を楽しむことができそうです。

 

そんな中で、紫色のホトトギスの花もようやく開花しました。つくづく、秋の太陽の日差しをうまい具合にまとう花だと思います。

スッキリしている青花に比べると、紫のドット模様は、相変わらず独特の雰囲気を醸し出していますね。

ちなみに、この紫のドット柄のものは、鉢植えから飛び散った種から生えてきたもので、ぱっと見は、花弁のクシュクシュ感が目立つからかふわふわした印象です。

地味なのか派手なのかよくわかりませんが、和風の花瓶に1輪だけ挿すと秋らしく、風情がありますね。

 

こちらはヒメタムラソウ、やっと1輪目が咲いたところです。

とにかく、小さな小さなアザミみたいな花で、10センチあるかないかの背丈に11.5センチ程度のサイズの花がポツと咲きます。

なので小さな鉢で育てていますが、そこに雑草でも生えようものなら、即、埋没っ。

株が横にサイズアップすれば、もっとたくさんの花を咲かせるのでしょうにね、育て方がうまくないのか、それとも単に成長が遅いだけなのか、3〜4年たってもこの調子です。


いずれにしろ、どうにかこうにか枯れずに毎秋花を咲かせてくれるので、ココの環境が全く合わないというわけでもないのでしょう。

のんびりでもこうして死なずに育ってくれれば嬉しいです。

 

こちらは、一度庭に生えると方々から出現する、ミズヒキです。

地面から芽吹いて以降、途中で2度くらい間引きしながら管理しています。

全く庭からいなくなってしまうと、それはそれで、秋にこの赤いタデがずらっと並んで咲く姿を見られず、物足りなくなってしまいます。

かつて一度だけ、除草の時にうっかりやりすぎまして、ミズヒキが庭から居なくなったことがありました。花友(ハナトモ)の庭からわざわざわけてもらったという経緯がありまして、それ以来、気をつけて ”増やし過ぎず・減らし過ぎず” 管理しています。


そんな今年は、秋に青い花をわんさと咲かせる麗しいアキチョウジが、このところのモグラの活発な地下活動によって、根元から倒されてしまいました。

ダメージから復活できるかどうか怪しい雰囲気になっておりまして・・・花、楽しみにしていたのになぁ。


庭にある秋の花は、どれも地味で野趣にあふれるものが殆どなので、あるていど株が広がるように場所を取っています。なので、ひとつでも消えようものなら庭にポッカリと穴が空いて、寂しくなってしまいます。

これから収穫&実りの秋だというのに、いきなり大きな穴があくなんて、なぁ・・・。

やっぱり、今年はモグラに激辛エキスをお見舞いしたくなる秋でございます。