花びら増量中/ムクゲ2015/09/17 19:19

朝から晩まで、冷たい雨が降っています。

植木鉢の底や石の裏に潜んでいるキセル貝(カタツムリの仲間)が、雨に誘われて出てこないかな~と探したのですが、見つけられたのはふっくらモチモチのナメクジ。


梅雨の頃は、「踏みそう~歩きにくい~」とボヤくほどに、キセル貝が暗がりから出てきて這い回っていたのに、今はもう、それほど活発な時期ではなくなっているのでしょうね。


とにかく、雨天になると、苔むしたレンガのタイルの上を右へ左へと移動するので、注意して歩かないと、ジャリって・・・。


キセル貝ってどんな? と思われる方もおられるでしょうから、いつぞやの梅雨にとった、ピンとの合わない写真を載せてみます。


必ず目を細めて、写真からすこし離れるようにして、ご覧ください。





ということで、今日は雨の中で咲いているムクゲ。



まだ若い木で、隣家の、不敵なまでに充実したムクゲに比べると、ヒョロッとして頼りないし、花の数も少ない・・・。


でも、花は八重咲きで花びら増量中っ・・・? あれ? こんなにクシュクシュだったかな?急に甘ったるい花に変貌したかのよう。


というのも、9月に入って、連日梅雨のような雨と曇りが続いていた間は、この若いムクゲは終わったみたいに、花が咲かなくなっていました。


ちなみに、その間も、隣家の古株ムクゲは、一切その勢いにかげりを見せることもなく、ガンガン咲き誇っていました・・・さすが、脂ののったオトナの木は違うな。


ところが先週、天気が回復した頃から、我が家の若いムクゲがまた咲き始めたので、なんだ、まだやる気だったのかとカメラを向けつつ思ったのは、八重が過剰になっているな~ってことでした。


そうか、休んでいる間に力を溜め込んだのだな? って、一瞬、思いたくなるくらいに。

ムクゲが、フレキシブルに咲き方の変わる植物とは、まったく認識していなかったので、何かの病気の前触れかな? とも思ってしまったり。


若い木なだけに、本領を発揮するのはこれからですが、どうやら“八重”が想像以上にゴージャスになる未来が待っている様子です。

おかしいなぁ・・・買った時のネームプレート(写真つき)を確認してみるかぁ〜。


このぶんだと、木が大きくなって花数が増えたら、そうとう賑やかになりそうです。

なので、夏の花木は、これ1本でじゅうぶんって感じになるかもなぁ〜、狭い庭にはかなりのインパクトだもの。


実は、このところ毎年夏になると、百日紅(サルスベリ)を物色していたところでした。

けれど、このムクゲの変身ぶりからすると、その必要はなくなるのかも。


まぁ、そういうことは、来年、再来年になってみないと、わかりませんよね。