大涌谷から仙石原へ2017/09/11 18:57

先々週、十国峠を通ったときに穂を出したばかりのススキを見ることができましたので、先週末は“大涌谷/黒卵経由〜仙石原行き”の日帰り行楽をいたしました。

箱根は同じ神奈川県下、道が空いている時間であれば近所感覚で来られる場所なので、立ち入り規制が緩和している今のうちに、黒卵のまとめ食いをしておこうという魂胆です。

 

今回の大涌谷は、前回に比べると噴出するガスの量が多かったようで、「今日は煙が凄いね」とブツブツ言いながら撮影ポイントを探してウロウロ・・・結局、河口の様子を見ることも撮ることもできませんでしたので、メインの目的であるニワトリの黒き卵をば1枚撮影。

ちなみに、名物の黒卵を頻繁に食べに来る理由は、袋に書かれている“1個で7年”の延命目的ではございません。

が、これまで食べたはずの黒卵の数から予測して、300年以上は延命したのではないかと思われます。

(余談……真っ黄色のソフトクリームも濃厚のプリンがクリームになったようで美味です)

 

さて、食べたら散策&山野草の鑑賞です。

仙石原はススキのほとんどがしっとりと穂を広げていて、秋らしい光景になっておりました。


のんびりと歩けば、仙人草、萩、フジバカマ、ゲンノショウコ、秋の始めの山野草がたくさん咲いていて、しかも咲いたばかりのみずみずしさとしっとり感がなんとも言えず……。

これはこれでいいナと思いました。

せっかくなので、仙人草と、


地味にキレイな萩の花と。


この日は、晴れていても空に雲が多い日でしたので、ススキが夕日を浴びるまで待っていたとしても、期待した光景を見られる公算がひくうございました。

ススキは明るくサワサワしているのですが、空は写真の通りなんとなくモヤモヤしていて、たとえば、この日は富士山を見られるポイントにいくつか立ってみましたが、ずーっと雲がかかっている状態でした。

 

それで仙石原での夕日は諦めて、三国峠の絶景ポイントへ移動。

前回姿を見られなかったヤギさんは、今回ツノにチューブ管をつけてイメチェンを果たした格好で登場、元気そうにメェメェ鳴いておりました。

改めて見ると、伸びたツノが2色になっているような感じ、まるで特別仕様のツノみたいに見えます。

なるほど、シークレットブーツの反対ですね、まる暴き付けヅノ。
夕焼けの方角を薄目を開いて見つめる顔が凄くいい感じです。

渋いヤギと対面した後、三国峠のベスタポイントに登って、目の前で富士の頂上を覆う雲の中で弾ける夕日をしばらく眺めてから、涼しい峠道を帰路につきました。